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作者:山口康弘/作品情報/Nコード:N6073HZ
短編 |
主人公は、小学三年生の春野りょうた。大の昆虫好きである彼は、母親に殺されそうになったゴキブリを助け、学校に連れて行くところから物語が始まります。給食の時間、こっそりゴキブリにエサをやろうとしたところを、クラスメイトに見つかって、大騒ぎに。担任の片山ひとみ先生から強く叱られ、虫の気持ちになって反省文を書いてくるよう言い渡されます。
りょうたの幼馴染の夏川ケイは、りょうたを気遣い、陰に日向に、彼を励ます存在です。そんなケイのアドバイスと、助けたゴキブリの霊力を借り、りょうたは、ハンミョウ、アブラゼミ、チャバネゴキブリと、3つの昆虫の生を体験することになります。
最初に体験したハンミョウの生では、寄生蜂に、身体に卵を産み付けられて、成虫になれないまま、苦悶の中で生を終えます。しかし、最後の時、りょうたは、自分の身体を喰いつくした蜂の子たちの巣立ちを見送りながら、まるで自分が産み育てた子供の旅立ちに立ち会っているような、そんな不思議な感慨を得ます。
次のアブラゼミの生で、成虫になる夢を果たしたものの、ライバルゼミに、2度もチャンスを奪われて、恋を成就させられないまま燃え尽きていきます。
そして最後のチャバネゴキブリの生で、りょうたは、子、孫、ひ孫、やしゃごに、やしゃごの子のらいそん、その子のこんそんと、6世代の子孫に囲まれ、ビッグファザーとしての生を謳歌します。
テーマは、「生ききることの大切さ」。
自分に与えられた生。それが、どんなに辛く、悲しいものだとしても、決してあきらめ
ることなく、最後まで必死に生きる。そんな昆虫(りょうた)の、賢明な姿を通し、生きる勇気と感動を、少しでも子供たちに伝えれたらと、リアル寓話の形式を借りて書きました。
ジャンル:童話〔その他〕キーワード: 冒険 最終更新日:2022/12/25 09:23 読了時間:約49分(24,285文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口康弘/作品情報/Nコード:N2334GC
短編 |
オスカー・ワイルドの「幸福の王子」を下地にしたお噺です。
ここでは王子ではなく、ビリケンさんと、ちょっととぼけたツバメの愉快な掛け合いで、宿題忘れただとか、パチンコに負けただとか、たいして不幸でもない人々に、ビリケンさんの目のサファイアや、全身の金箔をはがし届ける顛末が続きます。
サゲは、ツバメがビリケンさんの足裏の金箔をはがそうとした時、ビリケンさんがくすぐったさに身体をよじり、「あっー、やめて、そこはくちゅぐったい。もう、とっとと台湾へでもどこへでも行ってちょうだい!」で、ようやくツバメが解放され、越冬の旅に出られることになります。
「ビリケンさんの足の裏を撫(な)でたら幸せになる」の言い伝えともからめたオチにしてあります。
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: 創作落語 最終更新日:2020/03/17 20:59 読了時間:約15分(7,268文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口康弘/作品情報/Nコード:N2139FG
短編 |
エコちゃんという少年が、明るくけなげに病魔と闘う童話です。
ほんのり心が温まっていただければ幸いです。
ジャンル:童話〔その他〕キーワード: 最終更新日:2019/01/14 18:16 読了時間:約35分(17,190文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口康弘/作品情報/Nコード:N2128FG
短編 |
心の優しいライオンは、大人になっても狩りをすることができません。命を奪って生きていく意味とは?空腹で意識も朦朧となったライオンに、バオバウの木が、その意味を語りかけてきます。
ジャンル:童話〔その他〕キーワード: 最終更新日:2019/01/14 17:58 読了時間:約8分(3,505文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口康弘/作品情報/Nコード:N2125FG
短編 |
まだ垢抜けない田舎娘の山形りんごと、こうじが、夕焼け日和のだんだん坂で出会うシーンから物語が始まってゆく。
恋心を知り、美しくなりたいと願うりんごは、闇野という名の悪質整形外科医の罠にはまって、その顔の皮を剥がれてしまう。
一方、モデルのグラビアで活躍する美少女、神原ナオミも、闇野が扮したカメラマンに騙されて、その顔をなくしてしまう。
絶望の淵に追いやられた二人の女性と、彼女たちを支える、こうじとヨシオの二人の男性との、それぞれの愛の形を描きながら、物語はクライマックスへと進んでゆく。
りんごの傷ついた心を救えなかったこうじは、単身、闇野の整形外科病院へと敵を打つため乗り込んでゆくのだが、そこには危機が待ち受けていた。
「顔」をモチーフに、自分とは何か?本当に大切なものとは何か?を問いかける、関係性を通した自分探しの物語です。
ジャンル:童話〔その他〕キーワード: 最終更新日:2019/01/14 17:49 読了時間:約29分(14,308文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
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