※公式企画『夏のホラー2025』参加作品です。 この地方では水風呂に入ることが禁忌だという。それは、かつて秀吉がこの近くの城で行った『水攻め』に理由があるそうなのだが──。

とある学のない男の話にございます。昔、うたかた町のたわけと言われるほどの男がありました。男には、学はありませんが、情に熱く不器用ながらも必死に生きておりました。ある日、旅の絵描きから絵をもらいます。学のない男は芸術はからっきしでございやす。男には絵なんか手に負えません。そんな学のない男の人情劇をお楽しみくださいませ。

※しいなここみ様主催『梅雨のじめじめ企画』参加作品です。 梅雨の長雨の続くある日、人々の頭にキノコが生えるという不思議な現象が起きまして。

吉原の花魁、小糸は下駄職人の助七と思い合っていた。 その証として、互いの腕に「助七いのち」、「小糸いのち」と彫ってあるほどだった。 ところがその小糸に五年も岡惚れしている目明し、まむしの伊吉というのがいた。 小糸の口から助七の話を聞いた伊吉は嫉妬の炎を燃え上がらせ、助七をのぞこうと画策する。

※本羽香那様主催「一足先の春の詩歌企画」参加作品です。 ご隠居さん、熊さんからとある俳句の意味を訊かれたものの、ど忘れして思い出せません。苦し紛れに考えた答えは──？

　還暦を迎えた落語家さんが不慮の事故で死んでしまいます。しかし、なんと神様の計らいで、異世界で生まれ変わったのです。そしてその異世界にも落語があり寄席がありました。でも、その異世界には天使がいれば魔物もいる。ドラゴン、エルフ、様々な種族がいるファンタジーな世界でした。 　そして死んだ落語家はただの落語家ではありませんでした。古典落語が出来ないのです。彼は自分が作った創作落語、いわゆる新作落語だけで古典落語全盛の時代を生き抜いてきたのです。だから世間で彼を「邪道落語家」と呼んで蔑んでいました。還暦を迎えて、やっと世間から評価され始めた矢先に死んでしまったのです。その悔しさを異世界でどう晴らすのか？そして邪道落語家の長年の知恵と経験でどうやって異世界落語界で生きていくのか？ まだ作者も初めて書き出したばかり。どうなるか分かりませんが、ちょこっと読んでください。 本当の落語家の世界がわかるかもね？

【※敬称略】 注！：この噺は故・六代目三遊亭円楽師匠及び、故・桂歌丸師匠が存命中 に六代目円楽師匠が天野幸夫こと、三遊亭小遊三師匠を主人公に作った落語「代書屋」のパロディです。 もし演じていただける際は、そこをご理解なさったうえで演じてい ただけると幸いです。 代書屋の元へ天野が駆け込んで履歴書の代書を依頼してくる。 さんざん振り回したあと、代書屋に履歴書をなにに使うのか尋ねられた天野は…。

目が覚めるとデスゲームの会場にいた主人公。実は主人公は、ワープゲートの不具合でデスゲームに強制的に連行させられてしまった！果たして主人公は、望まないデスゲームから脱出することができるのか！？

AIさんとつくった創作落語です。 ちょっとした小咄(こばなし)をお楽しみください。

駆け出しの勇者パーティは、宿屋で出会ったベテラン冒険者たちから、今のレベルでは地下迷宮踏破は難しいと言われます。 そこで助っ人として、宿屋の主人と同行するよう勧められたのですが。

千一亭志ん諒さんの創作落語、「猫のお宿」を声劇台本化した作品です。

大学の職を追われた勝五郎さん、往来で大声を張り上げて言うことにゃ、「人類は滅亡する！」気が狂ってしまったのだろうか？

2022/9 なんちゃって創作落語。

パロディー満載でお送りするＳＦ落語 ※　警告　※ 言わずと知れた古典落語、人情噺の大名作を元ネタに、プロットはそれほど変わりませんがコンセプトもテイストも大違い。 それが許せん・嫌だ・冒涜だ、て人は読まない方がいいです それと、原作を知らない・聞いたことない・見たことないって人もこのまま閉じることをお勧めします。 いい加減なパロの方を先に知るっても誰も幸せになりません。 youtubeでもいくつも上がってるんで、そっち見た方がよっぽど豊かな人生になりますよ。 （半年くらいして忘れた頃にまた見に来てください）

タイトル通りの深く考えてない創作落語です

見たことない物を、見たと言っちゃいけね〜な〜、 大変な事になるぜ⋯ 大変だー、大変だー、

むかしむかし、 お江戸の町に、寅吉と馬吉という男がおったそうな⋯

世の中には、出世すると名前が変わるものがあるらしい。ややこしい⋯

江戸っ子ってのは、せっかちでしかたがねえ、 何でも略して、喋っちまう。 困ったもんだ⋯

お化け屋敷で幽霊役をしているアラサー男のところに少年がくる。少年は、亡くなった父親が幽霊になってここに来ているはずなので探してほしいと男に頼む。頼まれた男は、幽霊役をしながら父親の幽霊を探す羽目になり・・・