生きるって、どういうこと？ 誰のために剣を抜き、 何を遺して、死んでいくのか。 無知でいることの優しさ。 見ぬふりをした夜の重さ。 金で買えぬ願いを、手放さずにいられるだろうか。 大人になるにつれ、 何かを拾い、何かを削って。 それでも歩くしかないすべての人へ。 ──これは、世界の問いと、あなた自身に火を灯す物語。 ……夢を見た。 世界が動いたのは、ひとりの少女の過去からだった。 悪夢に触れた獏の男が、 幾重の種族の、幾重の選択を見届けていく。 魂の重さを量る死神。 誇りに生きる天使。 規律を信じる悪魔。 忘れられた妖怪たち。 それぞれが胸に抱える、痛みと願い、信仰。 世界の根に遺された、誇り。死。未来。名誉。 すべての命が、生きて、迷い、問い続ける。 群像劇にして、ひとつの問いの物語。 生きて、考えろ。 死さえも越えて、何かを遺せ。 ──あなたの中に、火種はあるか。

フィクション、夏の季節、他人行儀

フィクション、行き交う人の恋、手をつないでくれて

ダメ、ゼッタイに　恋人たち、願いは

うつむいた表情、ココロの場所に

あの角の先に、笑顔、性格ばかり

誤解が生まれ、優先順位、切なさ

どんなタイプの人、ココロ休まるところ

ココロ落ち着くところ、瞳をとじた

サヨナラの他に、ブレンド、涙以外には

未来と呼べるくらい、足元進んで

さざ波にたどり着く、この夏に憧れて

暮れゆく街に、明かりが灯る、温かさを

ココロの声を聞いて、そっけない態度で

キミの背中を追うようにして、熱く語る気持ちを

雨に濡れた、交差点、手の温もりを

振り向いた先に、思わせぶりな態度で

雨上がりの街に、さみしく想う

卒業までの時間、たしかめる愛を

はっきり映し出したシグナル、降り続く雪のもと