女流ラノベ作家＜蒼井霧雨＞は、非常に好き嫌いの分かれる作品を書くことで『知る人ぞ知る』作家だった。 そんな彼女の作品は、基本的には年上の女性と少年のラブロマンス物が多かったものの、時流に乗っていわゆる＜異世界物＞も多く生み出してきた。 これは、彼女、蒼井霧雨が異世界物を書く理由である。 　　　 筆者より 「ショタパパ　ミハエルくん」が当初想定していた内容からそれまくった挙句、いろいろとっ散らかって収拾つかなくなってしまったので、あちらはあちらでこのまま好き放題するとして、こちらは改めて少しテーマを絞って書こうと思います。 基本的には＜創作者の本音＞をメインにしていく予定です。 もっとも、また暴走する可能性が高いですが。 　　　 追記　 案の定、暴走してしまってもはや＜創作者の本音＞でさえなくなっていますね。 序盤と現在とではまったく別物になっていると思うので、まず最新話から確認されることをお勧めします。ストーリー物ではないので、＜ネタバレ＞などの心配はありません。 　　　 カクヨムとアルファポリスでも同時連載します。

俺の名は錬是（れんぜ）。開拓や開発に適した惑星を探す惑星ハンターだ。 だが、宇宙船の故障である未開の惑星に不時着。宇宙船の頭脳体でもあるメイトギアのエレクシアYM10と共にサバイバル生活をすることになった。 と言っても、メイトギアのエレクシアYM10がいれば身の回りの世話は完璧にしてくれるし食料だってエレクシアが確保してくれるしで、存外、快適な生活をしてる。 しかもこの惑星、どうやらかつて人間がいたらしく、その成れの果てなのか何なのか、やけに人間っぽいクリーチャーが多数生息してたんだ。 地球人以外の知的生命体、しかも人類らしいものがいた惑星となれば歴史に残る大発見なんだが、いかんせん帰る当てもない俺は、そこのクリーチャー達と仲良くなることで残りの人生を楽しむことにしたのだった。 　　　 筆者より。せっかくなのでコッテコテの異世界転移ものでも描いてみようと思ったんですがどうにもピンと来なくて、メイトギアを連れて未開の惑星に不時着・遭難という形にしてみました。 メイトギアを連れてるのは、サバイバル要素を前面に押し出す気がないからです。及び嫁一号ということで。 要するに、何のひねりもない異世界ハーレムものを自分が描いたらどうなるかっていうのをやってみたかっただけですね。 なお、連載も長くなりましたが、第五章の「幸せ」までで錬是を主人公とした物語自体はいったん完結しています。それ以降は＜錬是視点の別の物語＞と捉えていただいても間違いではないでしょう。

　連続殺人事件。現場に残された、奇妙な宗教的シンボル。 　チベット仏教の曼荼羅、ユダヤ教の六芒星、ヒンドゥー教の聖水——被害者たちは、それぞれの宗教が説く「正しい死に方」で殺されていた。 　東京の片隅で私立探偵事務所を営む黒木涼（54歳）と、宗教学博士の毒舌秘書・神宮寺詩織（32歳）は、犯人の狂気の背後にある、人類普遍の問いに直面する。 ——死とは何か。 ——死後の世界は存在するのか。 ——救済は、可能なのか。 　世界中の宗教が何千年も問い続けてきた謎を、一人の殺人者が「実証」しようとしていた……。 　人間は、なにもわからないまま生まれ、そして死ぬ。でも、それでいいのか——？

生きるって、どういうこと？ 誰のために剣を抜き、 何を遺して、死んでいくのか。 無知でいることの優しさ。 見ぬふりをした夜の重さ。 金で買えぬ願いを、手放さずにいられるだろうか。 大人になるにつれ、 何かを拾い、何かを削って。 それでも歩くしかないすべての人へ。 ──これは、世界の問いと、あなた自身に火を灯す物語。 ……夢を見た。 世界が動いたのは、ひとりの少女の過去からだった。 悪夢に触れた獏の男が、 幾重の種族の、幾重の選択を見届けていく。 魂の重さを量る死神。 誇りに生きる天使。 規律を信じる悪魔。 忘れられた妖怪たち。 それぞれが胸に抱える、痛みと願い、信仰。 世界の根に遺された、誇り。死。未来。名誉。 すべての命が、生きて、迷い、問い続ける。 群像劇にして、ひとつの問いの物語。 生きて、考えろ。 死さえも越えて、何かを遺せ。 ──あなたの中に、火種はあるか。

カクヨムには一話多く投稿してます。 【あらすじ】 かつて、人類は“魔王”の手によって滅亡の淵に立たされていた。 だが、ある日、異世界から突如召喚された“チート”能力を持つ勇者が現れ、魔王を討ち果たす。 こうして世界には、千年に及ぶ平和が訪れた――。 しかし、千年の時を経たある日。 再び神の啓示が下る。 「魔王、復活す」 だが、今度は違っていた。 再召喚された異世界の人々には、“チート”が宿らなかった。 勇者も現れず、人類は再び滅亡の危機に立たされる。 そんな絶望の中、一人の魔術師が立ち上がる。 ──禁忌の儀式、“勇者の遺骨”を使った召喚。 無数の魂を蠱術によって加工し、理論上“最強の勇者”を人工的に創り出すという、神をも冒涜する禁断の儀式が始まった。 これは、神に見放された者たちが挑む、世界を救うための“最後の賭け”の物語である。 あなた――探索者は、記憶を失い、肉体を変えながらも、生き残らなければならない。 たとえ、その果てに待つものが――――――であったとしても。 記憶を失った主人公は、かつての自分の価値観や死生観さえ疑い、自らの在り方を問い、葛藤する。 そんな彼女と、思想、哲学、使命を持った個性豊かなキャラクターたちが織りなす物語を――全力で楽しんでほしいです。 クトゥルフ神話を知っていると、より深く楽しめる物語です。 感想や評価をいただけると励みになります。ぜひ、お気軽にお書きください。

このサイトにある作品だけ少年少女老若男女が死に、転生していった。大方その誰しもが優れた才能を以て異世界を支配してきただろう。正義の為に。復讐の為に。誰かを救うために。あるいは平和を堪能するために――もしもその命全てが一つの世界に実際にあったなら？　その異世界に転生者が当たり前にいたら？ 　彼らが祝福されるのは当然のことである。なぜなら彼らは正しく死んだ。ゆえに神から祝福されたのだから――もしも神が存在しなかったら？　そこにある世界は偉大な死に意味を与えるのか？ 　一度死んだ者たちの死生観、強大な力への信仰と服従、富と幸福。戦う理由と死ぬ理由――最後の異世界転生。これは死の真の意味を求める物語である。

かつて、いじめによって、同級生を自殺未遂に追いやってしまった木村正は、高校をサボった朝、同じようにサボっていた、少女、サイコ（藤村彩子）と出会う。彼女の独特の雰囲気に戸惑いつつも、憑かれたように、離れられなくなる正。そして、同じ様に彼女に惹かれ、集まる仲間。彼らとの交流のなかで、正の中で、何かが変わりはじめる。 そしてサイコも。 以前、本名名義で友人に手伝って貰い、Amazonに落とした本作。誰にも知られていないこの物語をもう一度、届けたくて、投稿に踏み切りました。 今は亡きM。 そして、 醒めない夢の中を彷徨う、彼の子供たちへ。

先天的に加虐嗜好いわゆるサディズムを持つ高校生、百鬼零（ナキリレイ）は妹の百鬼結（ナキリユイ）の催眠技術によってその異常性欲を封印し、平温な日常を送っていた。だが幼少期に動物を殺す少女、××と出会い、また時を経て再会してしまったことで、彼の日常は狂い始める。 ほのぼのとした優しい幼なじみの恋人、白雪セリカ（シラユキセリカ）と幸せな日常を送りたいと願う理性の自分。 全てを破壊し尽くし精神も肉体も何もかも全てを根こそぎ破滅させたいと願う本能の自分。 そして、突如として学園を襲撃し、殺人鬼を育成する為の『殺人カリキュラム』を実施すると宣言する快楽殺人鬼集団《赤い羊》。 《赤い羊》を束ね、7人の殺人鬼の頂点に立つ男、透（トオル）は、 「殺人鬼の、殺人鬼による、殺人鬼のための世界。僕はそれを、創造したい」と宣言し、殺人鬼として狂えば狂う程チカラを増していく《ジェネシス》というランク制の異能力を授け、生徒同士による殺し合いを強制する。 SSSランクから始まり、Fランクに終わる階級制の異能力。Fランクは殺されることしか出来ない最たる弱者で、SSSランクは全てを奪い尽くす最たる狂者。狂えば狂う程ランクが上がり、強者となることが出来る。だが……。 狂わなければ死。狂えば破滅。 究極の二者択一の中で、百鬼零が選択する”答え”とは？ そして新たなるSSS、西園寺要はデストルドーという闇を身に纏い、白雪セリカの前に立ちはだかる。 思い出せない記憶の僅かな残滓を頼りに、セリカはFランクの限界を超えることを決意する。 生きることは殺すこと。 血まみれの正義の果てに訪れるのは、幸福な死か希望という欲望か。 それは誰にも分からない。 +++ 読みはプラマイゼロ。 第25回電撃小説大賞一次落ち 第16回小学館ライトノベル大賞一次落ち ※残酷描写多め。あからさまなエロ描写はありません。 不定期更新・完結時期未定（←1番大事なこと） +++ ■■追加ワード■■ デスゲーム／心理学／哲学／男主人公／女主人公／敵がチート／敵味方交代／善悪の彼岸／怪物と闘う者／正義⊂必要悪／ダブル主人公／ビターエンド／死生観／記憶を引き継ぐ転生に対するアンチテーゼ／運を操る／運命／予知VS予知／入れ子構造（ミザナビーム）もどき／悪による人類救済／血液VS肉／愛≠善／サイコキラー／底なしの悪意／最適化という名の悪

　それはいつかの近未来。 　異世界スフィアという星に突如として怪人が現れた。 　その怪人達はそれぞれの欲望を胸に様々な方法で願いを叶えようとする。 　だが、そこには魔法使いという心を守る人々が存在し、 　人は生きる為に生きるのではなく、心という感情を慈しむ為にあるのだという。 　彼らは人の命よりも貴い心を守る為に、 　怪人に対抗し得る１人の少女を筆頭に立ち向かうこととなった。 　そしてまた１人、夢という純粋な願いを胸に人の心を守ろうとする者が現れた。 　これは平和や幸福を求める物語ではない。心と命を慈しむ為の物語である。

時流、その意味は三つある。 現在の時代。時間の流れ。そして——今を生きる人々。 ---------------------------- 【永遠者の輪舞曲】 それは数百年の眠りから目覚めた、無垢で天真爛漫な初生の赤子。 わずか数日の記憶を取り戻すために、長い旅路に足を踏み出す—— 無数の魂が静かに住まう幽界から、命が躍動する浮界へと至る。 これは小さな女の子が、時代を超えた永遠者たちとともに紡ぎ出す輪舞曲である。 ---------------------------- 《初めて読む方への簡単なストーリー概要》 276年間眠り続けていたリフは、幽界のある場所で目を覚ます。自らを「幽界の主」と名乗る青年は、彼女の覚醒後、この世界の起源を語り始める。 「ユリセイ」と呼ばれるこの世界は、時界・浮界・幽界という三つの大きな界域によって成り立っている。幽界は死者の魂が在る場所であり、浮界は生命に満ちた場所である。そのため、死者ではないのに何らかの理由で幽界に落ちてしまったリフは、記憶を取り戻すために浮界へ向かわねばならなかった。こうしてリフは、幽界の主の分身、そしてその直属の配下である「幽魂使」と共に、24年にわたる記憶探索の旅に出る。 リフの外見は五歳ほどの人間の女の子に見えるが、彼女は人間ではなく、「天族」と呼ばれる種族である。天族は老いることも死ぬこともなく、浮界の多くの民から「神の子」、すなわち神に最も近い存在として認識されている。 共に旅をする幽魂使もまた、生前にどの種族であったかに関わらず、時を超えた永遠の存在である。リフは浮界の民の生き方を目にし、また幽魂使たちが残した生前の執念や物語に触れることで、さまざまな成長を遂げていく。 やがて旅が終わりを迎えるとき、彼女が記憶を失った理由、過去の悲劇、そして常にこの旅を見つめ続けていた「世界の外の存在」の真実が明らかにされる。 ---------------------------- カクヨム: https://kakuyomu.jp/works/16818622170548606541

時流，其意有三。 現在的時代。時間的流動。以及——活在當下的人們。 -------------- 【永恆者的輪舞曲】 那是從數百年的沉眠中甦醒，天真純潔的初生嬰孩。 為尋回數日的短暫記憶，而踏上的漫長旅途—— 自無數靈魂靜居的幽界，而至生命躍動的浮界。 這是小小的女孩，與跨越時代的永恆者們一同譜出的輪舞曲。 -------------- カクヨム: https://kakuyomu.jp/works/16818622170589446006 《給初讀者的簡易故事大綱》 沉睡了276年的莉芙，在幽界的某處醒來。自稱為「幽界之主」的青年，在她醒來後為她介紹了這個世界的起源。在名為「尤黎塞」的世界中，世界由三個大界域：時界、浮界、幽界組成。幽界是亡者靈魂所在之處，浮界則充滿生命。因此，並非亡者卻因故掉進幽界的莉芙，必須前往浮界找回記憶。於是莉芙在幽界之主的分身、幽界之主的直屬部下「幽魂使」的陪伴下，前往浮界開始為期24年的尋找記憶之旅。 莉芙的外表和五歲的人類小女孩差不多，但她並不是人類，而是被稱為「天族」的種族。天族不老不死，被大部分的浮界之民認知為「神之子」，也就是最接近神的存在。和她一起旅行的幽魂使無論生前種族為何，也都是超越了時間的永恆存在。莉芙會藉由見證浮界之民的生活方式，以及不同幽魂使們留下的生前執念與故事，獲得各種成長。 當旅程迎來盡頭，她失憶的緣由、過去的悲劇，以及一直注視著這趟旅程的「世界外存在」的真相將會被揭露。 -------------- 日本語：https://ncode.syosetu.com/n1104jm/

　北条薫子は分子生物学者だ。無神論者として、死を「生命活動の停止」と冷徹に定義してきた。感情より論理、詩より科学。それが彼女の生き方だった。 　しかし、天文学者・森川蒼太との出会いが、すべてを変える。「科学で説明できないものにも価値がある」と語る彼との対話は、薫子の確信を揺さぶり続けた。 　そして、突如薫子に突きつけられた現実――脳腫瘍。 　余命一年。 　死に直面したとき、科学的説明だけでは足りないものがあることに気づく。愛、美、希望。そして、「死後も続く何か」。 　治療を拒み、残された時間を蒼太と過ごす選択をした薫子。二人は語り合う。宇宙の始まりと終わり、生命の意味、死の向こう側について。 　科学者は、最期に何を学ぶのか。無神論者は、どんな「永遠」を見つけるのか。 　理性と感情が交差する、生と死の物語。 　星屑から生まれた私たちが、星屑に還るまでの、美しく切ない対話。 「死は終わりではない。変容の始まりだ」 　これはある科学者が遺した、希望のメッセージ。

私がもし精巧なAIならば、皆々様に愛してもらえただろうか？ 死に損なったきり生きているだけの人間が愚痴を捏ねてできたものです。 ※自死の話が出ます

　明治四十三年、遠野。 　死者の声を聞く能力を持つ巫女・遠野千鶴は、日露戦争以降、彷徨える魂が増え続けていることに気づく。座敷わらしは姿を消し、山神は怒り、戦死者たちは故郷に帰れず彷徨っている。 　そこへ東京から訪れたのが、民俗学を学ぶ青年・水木蒼一郎。戦死した兄の魂を探す彼は、怪異を恐れながらも、千鶴に導かれて生と死の境界を巡る旅に出る。 　なぜ人間は戦争をするのか。 　なぜ死者は安らげないのか。 　魂の救済とはいったい何か。 　二人が出会う座敷わらし、山神、彷徨える兵士たち。それぞれの魂が抱える想いを知るうちに、蒼一郎は人間だけが持つ「死を認識し、悼む能力」の深淵に触れていく。 　明治から大正へ。時代が変わろうとする中、千鶴と蒼一郎は問い続ける――。 「人間とは何か。死とは何か。そして、いかに死者と共に生きるか」 　これは遠野の霧に包まれた、生と死の境界の物語。

貴族夫人として、婚家に嫁ぎ、幸せに暮らしていたアデレードは娘が病に伏したことを境に婚家と夫、自分との軋轢に苦しんでいくことになる。

子どもの夜、僕は「死」という言葉に怯えた。 恐怖の中で見た父の姿と、今そばにいる人のぬくもりの話。

　独身５４歳、孤児、失業、鬱、夢も希望もない俺の前にある日、悪魔のような風貌の男が現れた。最恐のガーディアンに引っ張り回され、日本と異世界を行き来しながら俺は少しづつ人生を取り戻していく。 ★☆★イラストは、第４章の『192部分』（『192話め』ではありません）と『236部分』にあります★☆★ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 　主人公はちょっと心を病んだ事もある小心者です。おかげで異世界に行っても、つい考え込んだり、うじうじしたり、悩んだりもします。 それでも　日本の生活と異世界の生活、２つの人生を行き来しながら、『３歩進んで２歩下がる』ように【　少しずつ成長　】していきます（中身はオッサンですが）。　文化の違いに戸惑ったり、観光したり、のんびりしたり、たまに戦闘してみたり、異世界の人々と出会いや別れがあったり 　　　　　　　　ちょっと小心者の【　等身大の異世界生活　】をどうかご覧ください。　　　　　　　　 　◆◇◆ご注意◆◇◆ざまあ系や　ストレスフリー　などを求められる方には、向かないかと思います。 　　　　†『鬱』や『自死』†『トラウマ』　などの暗いエピソードもあります。ただ主人公は始めは、めちゃヘタレで根暗ですが、少しづつ強くなっていきます。 　　　★☆★☆★『カクヨム』様でも同時掲載しております★☆★☆★ 　第３章の『ダンジョン編』だけこちらとは別ストーリーになっております。 　また第４章のエピソードの時系列も『なろう』版とは変わったり、細かいところが少し違ったりしております。 　https://kakuyomu.jp/works/1177354054921157262　　←すみません。コピペして下さい。 （目次ページの広告すぐ下に、ワンクリックで行けるリンクもあります☆） 　第３章の『小タイトル』に☆印が付いたものが、各サイト・オリジナルストーリーです。 別の人生（アナザーライフ）という事で、それぞれのサイトでのオンリーエピソードになっております。 何話かはエピソード内容が混じっているモノもありますが、２つの世界はパラレルワールドのため、同じ人物が出てきたりするからです。 　宜しければご一読宜しくお願いいたします。 　 　迷走しながらなんとか最後までいきたいと思います。

少女は、心がなかった。もう一人の少女は、心が壊れていた。 孤独な少女、東雲夢（しののめゆめ）の平穏は、転校生の西村未来（にしむらみく）との出会いをきっかけに静かに破綻していく。 冬の空の下で出会ったふたりは、『冬の蛍』を見るため、世界の輪郭から少しだけはみ出すような旅に出る。 雪に閉ざされた山の上で、かけ違えた言葉と想いが、取り返しのつかない形で噛み合ってしまう。 今年、冬の訪れを告げるものは、何だろうか。

　理屈ばかりの懊悩少女はある日天使を見つけます。 　これはそんな彼女の無常のお話。 　純文学の賞に出して落ちた作品ですー。 　こんなのだと落ちるんだなという参考として見ていただけても作者的には嬉しいかもしれません！ 　この作品はカクヨム様、ハーメルン様でも投稿しています。

これは、死がない異世界を旅した、不死ではない青年のお話。