新種の蛾を見つけた友人のことについて

会社の同僚Mが学生時代に体験した話

　時は30XX年、既に「時は20XX年」という文言が使えなくなる程時代が進んだ現在。2000年代の頃から数多の技術革新が起こった。 　人工知能ロボットの人権宣言に宇宙開拓、宇宙人との共栄圏や電脳世界の誕生など……あの頃では”未来”とされた技術が、この時代では普通となっているのだ。 　それはゲームも同じ事で、ディスプレイ型のゲームは衰退し現在ではフルダイブ型のゲームが主流となっている。 　とある少年は世界を冒険したいと願っていた。そんな未知を求める若者にVRMMOの道標を提示しよう。 　未知を既知に変える喜びを求め少年は『アンノウンロード』と呼ばれるゲームをプレイする。 　まさに、アンノウンの道標が始まるのだ。

この憲法下の日本で日常物を書きたくなったんです。色々と……。 ハーメルンにも投稿。

異世界に生まれた18歳の青年アレスは、日夜戦士としてモンスターを斃す仕事をこなしていく傍ら、この世界での生きづらさを痛感し続ける毎日を送っていた。 そんな中、アイラと名乗る1人の女性と出会う。 圧倒的な力を有している彼女は、なんと異世界から転生してやってきたという もしそれが本当なら自分も異世界へ転生することができるかもしれないと考えた この憂鬱な世界から逃げ出す事が出来るかもしれないと… これは、異世界に生まれた青年アレスが、現実世界への転生を目指す物語

夏季長期休みに勉強が嫌になった学生が現実逃避し、行く先で勉強では学べないものに気づいて成長していく。その先にはなにがあるのか。

防衛機制について簡単に説明した読みやすい短編小説

静寂なる宇宙、煌めく星々、深淵の大海原――――その中心にて航海している船が1隻漂っていた。 その者は人間であるが、地球の人間ではない。 いわゆる、宇宙人が乗っている。 人型の身体、赤黒い体表、裂けた口元、躍動する筋肉、触手のように響めく腕と脚、そして白い瞳――――彼らの種族は”イコール”と呼ばれる戦闘民族であり、他の宇宙人からも恐れられていた。 SF×異世界ファンタジー作品！！ もしエイリアンが異世界転移したら？ をテーマに物語が展開されていきます。 一風変わった異世界作品を読みたい方は是非ご覧ください！！

野菜が擬人化した世界では、病気に成長と大忙し！ にわかが語る農業知識の講義と野菜達の生活を交互に書いていきます。

貴族家の三男として生まれた少年レイ・フレルは、兄たちに埋もれ、家族の影で静かに生きていた。 だがある日、星の導きにより、彼の体に“星印”が刻まれる――それは、世界に数人しか存在しない“選ばれし者”の証だった。 猫耳の剣士ミル・ニャルティアとの出会い、そして黒猫の魔獣・風袋との奇妙な契約。 やがて黒猫は神獣“ミナ”として覚醒し、レイと心を通わせていく。 さらに星祭の夜、巫女ネリーと遭遇し、星神フィル＝シエラの加護が彼に宿ることで運命の歯車が回り始める。 襲い来る“黒印者”、忘れ去られた神話、失われた大陸の遺跡。 異世界に広がる謎と脅威の中、レイは信頼できる仲間たちと共に、冒険と戦いを通して成長していく。 そしてやがて──彼は一国の王へと成り上がり、“世界を変える者”として語り継がれることになる。 これは、猫耳剣士と黒猫神獣と共に歩む、絆と戦火と建国の物語。 運命に選ばれし少年が、仲間たちと紡ぐ異世界英雄譚、ここに開幕。

　テクノロジーが発展し、車が走る。連絡ツールはスマホやパソコンといった文明社会。 　だが、”10年前”──文明社会と呼ばれていたこの世界は、突如、”崩壊”を迎えた。 　当時、小学生だった”糸神　七瀬”は、その崩壊で、家族や友人、知人の全てを失う。 　しかし、崩壊したことによって露わとなる”異世界”の存在──。 　“魔法”の存在──。 　“魔物”の存在──。 　今まで生きていた文明社会というのは、”魔法世界”から切り離され、断絶された世界だった。 　あの崩壊から10年が経った今、文明社会で生きていた文明人も皆、魔法世界に浸透しつつあった。 　そして、”糸神　七瀬”も”ナナ”と名乗りながら、この魔法世界で平凡に過ごしていた。しかし、家族も友人も居らず、特に目的もない人生──。ナナはその人生に、どこか無意味さを感じていた。 　そんななか、ある”少女”との出会いが、ナナの人生を大きく動かすこととなる。 　なぜ、世界は断絶されていたのか。 　なぜ、世界は崩壊させられたのか。 　果たしてナナたちは、その謎を紐解くことができるのだろうか。 　そして、世界と──己の”意味”を見出すことはできるのだろうか。 ───hidden world story─── ［”ノベルアップ＋”様、”Nolaノベル”様、”NOVEL DAYS”様でも掲載しております］

彼は名を捨て、剣を置き、ただ王女の眠る丘に花を捧げ続けた。 若き日、騎士は一人の姫に仕えた。 慈愛に満ちたその人に、言葉にできぬ恋心を抱きながらも、ただ静かに見守ることしかできなかった。 そして歳月が流れ、国は変わり、彼は旅の果てで姫の死を知る。 再び戻った城に残っていたのは、墓と風と、誰も知らない記憶だけ。 老騎士はその丘に小さな住まいを作り、墓守としての生涯を選ぶ。 これは、誰にも知られなかった“騎士の恋”と、“姫の迎え”の物語。 静かに終わる人生が、ひとつの祈りになる—— ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》に捧ぐ、哀しく優しい終章。

雨がやんだあと、 空は翡翠色をしていた。 風は何も語らないのに、 どうしてか、 君の声が聞こえた気がした。 失ったものは、 本当に消えてしまったのだろうか。 あるいは、 ただ、違う場所に在るだけなのかもしれない。 これは、 忘れたふりをしてきた誰かが、 もう一度だけ、風に祈るための物語。

同棲していた大切な恋人を亡くした彼女は、 ふたりで暮らしていたアパートの一室で、 独り、少しずつ荷物を整理しながら、心にも折り合いをつけていく。 この物語は、 そんな彼女の喪失と再生の時間を、 亡き彼の静かなまなざしで見守る視点から綴られる、 ふたりの深くやさしい愛情の記録です。 　 「翡翠の色」—— 忘れたくないほど美しい記憶。 でも、忘れたほうが、あなたが前に進めると、僕は知っている。 そんな彼の切ない思いやりと、 あまりにも透明で儚い時間への惜別の想いが、 物語の底に静かに流れ続けています。

心理療法家が仕事の合間に書斎で見た夢のお話 虐待や喪失体験などの辛い現実のお話を聴くという仕事の合間に、猫と語らいながら心理師自身が自分の心の痛みをいやす過程や、比ゆ的な表現でクライエントにどう向かうべきかの答えを導き出す様子をふんわりと書いている物語です。

カイトは、勉強と宿題、そして妹の世話に追われるごく普通の高校生だ。彼は冒険を求めず、奇跡も信じていない。彼の世界はシンプルで予測可能で、それに何の問題も感じていない。しかし、すべてはある雨の日に変わった。町の外れにある小さな本屋に偶然入ったその日、彼の人生は一変する。 そこで彼はアマイと出会う——週末にその本屋で働く、静かで内気な高校生だ。彼女の本への愛と、どこか心に響く笑顔は、カイトに自分が何か大切なものを見逃しているのではないかと考えさせた。次第に、彼らの偶然の出会いは何か特別なものへと変わり、カイトは普通の生活の中にも特別な何かがあることに気づき始める。 これは、小さな瞬間がすべてを変える物語だ。雨や本、そして偶然の笑顔が新しい章の始まりになる物語。まるで別々の世界に住んでいるような二人が、お互いに新しい視点で世界を見ることを教え合う物語。

大学１年生の時一目惚れをした先輩に告白した主人公。 そこから２年の歳月が経ち先輩とは平和に関係が続いてきたはずだった…。

1924年、その奇妙な事件は静かな山奥の病院で起こった。看護師フサの突然の失踪をきっかけに、若き准教授・井坂涼が調査に乗り出す。彼が追う謎の核心には、古くから伝わる「山神様」の存在があった。 謎の不可解な集団失踪事件。地域に根付く奇妙な儀式。そして、人々の間で囁かれる不気味な歌。井坂は次第に、この地に潜む驚くべき真実に迫っていく。 しかし、真相に近づくにつれ、井坂自身にも変化が…。彼の耳に聞こえる奇妙な歌声。鏡に映る異様な自分の姿。果たして彼は、この謎を解き明かすことができるのか？それとも…？！

『血の薔薇様』と恐れられ、乙女ゲー主人公をいじめて最後には主人公に倒される中ボスキャラーーロザリア・ブラッドレインに私は転生していた。 破滅フラグはあるけど死ぬのはまだ先〜と思っていたら、転生して翌日に暗殺者ニャリ・ロゴナスによって殺される。意味わかんない。 死んだと思ったら殺された日の朝に戻る私。死に戻りと気づいた私は何度も死んで突破口を探す。 ゲームの世界とはなんか微妙に違うし、魔法も使えない。覚えゲーと思って戦っても、敵が強すぎてどうにもならない。 それでも私は諦めることなく、死を繰り返す。だって私はーー陽キャだから。 これはそんな私が死に戻りを繰り返し、『血の薔薇様』へと至る物語。

ハワイ島ヒロにあった、今は無き、ファウンテンサービス訪問記です。ヒロの町、ファウンテン―ビスを巡る日常の断片を切り取ったものです。