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作者:岸野 遙/作品情報/Nコード:N5641HT
短編 |
【2024/2/29追記】連載版はじめました!
https://ncode.syosetu.com/n8991iq/
松明の光に照らされた牢屋に、美しい女性。一目惚れした相手は、かつて恋したゲームキャラ、王女ミリリアだった。ゲーマー春山 悠斗が転生したのは『ディバインブレイド』というゲームの世界。それも、二人いる主人公のどちらかではなく『誰よりも早く死ぬ奴』としてネタ扱いされている盗賊Aだった。強さも特別な力もないけれど、ゲーム開始時点で誰よりも先に死んでいる盗賊Aだけれど。かつて抱いた想いを胸に、ヒロインに降りかかる不幸を払うべく。いざや挑まんシナリオ破壊!
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 異世界転生 オリジナル戦記 ゲーム世界に転生 盗賊A 始まる前に死んでいる 誰よりも早く死ぬ奴 ディバインブレイド 元はエロゲー ゲーム知識で攻略 チートなし ※連載版も始めました 最終更新日:2022/08/01 08:00 読了時間:約23分(11,016文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 134 pt ブックマーク: 9件 評価人数: 13 人 評価ポイント: 116 pt |
作者:友坂 悠/作品情報/Nコード:N0475HP
短編 |
※連載版も始めました。そちらもお楽しみいただけたら嬉しいです。
「君を愛する事はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれなりに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のわたくしには良縁など望むべくもないとは理解しておりました。
まさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあってわたくしの希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ父と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
わたくしの人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
女が魔法など覚えなくともいい
それが父の口癖でした。
洗礼式での魔力測定ではそれなりに高い数値が出たわたくし。
わたくしにこうした縁談の話があったのも、ひとえにこの魔力量を買われたのだと思っておりました。
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
だから。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
新婚初夜です。
本当に、わたくしが何かを期待していた訳ではないのです。
それでも、ですよ?
妻として侯爵家に嫁いできた身としてまさか世継ぎを残す義務をも課されないとは思わないじゃ無いですか。
もちろんわたくしにそんな経験があるわけではありません。
それでもです。
こんなふうに嫁ぐ事になって、乳母のミーシャから色々教えて貰って。
初夜におこなわれる事についてはレクチャーを受けて、覚悟してきたのです。
自由な恋愛など許される立場ではなかったわたくしです。
自分の結婚相手など、お父様が決めてくる物だとそう言い含められてきたのです。
男性とそんな行為に及ぶ事も、想像したこともありませんでした。
それでもです。
いくらなんでもあんまりじゃないでしょうか。
わたくしの覚悟は、どうすればいいというのでしょう?
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: お飾り 聖女 ハッピーエンド 魔法 貴族 契約結婚 ファンタジー GC短い小説大賞 西洋 中世 しっとり 涙 溺愛 最終更新日:2022/04/19 19:58 読了時間:約17分(8,032文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 5,712 pt ブックマーク: 247件 評価人数: 648 人 評価ポイント: 5,218 pt |
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