ルヴァイン王国第三弾◆ルヴァイン王国の宰相補佐ユリウスは、十年前に自分と家族を絶望の淵から救ってくれた姉姫ソフィアに憧れ、彼女の傍で仕えたい一心で官僚となり宰相補佐まで上り詰めた。初めは憧れにすぎなかった思いが、やがて醸成され深いものに変わっていく。知略を巡らせ、国難である魔獣暴走までも利用し、念願かなってソフィアの婚約者の座を射止めたそのとき——。「おわかりですか、これが恋するということですよ。——どうかお覚悟を」。本当の恋を知らぬままに生きてきたソフィアを前に、この十年の顛末を語りながらそう結ぶのだった。 ◆前作「失恋するまでの10日間」（https://ncode.syosetu.com/n5038ke/）「失恋してからの10日間（https://ncode.syosetu.com/n8442ke/）を読まれないと意味がわからない内容となっています。 ◆ヤンデレに隠された純愛…のつもりで作者はいますがはたして。