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作者:空野雪乃/作品情報/Nコード:N1985DN
短編 |
とある少し変わった兄弟の、長男の話。
シリーズものです。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり 日常 微ファンタジー 前世 ブラコン 依存 シリアス……? 現代のようで違う 友情に依存 ヤンデレ 最終更新日:2016/09/10 03:12 読了時間:約4分(1,604文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 4 pt |
作者:姫崎しう/作品情報/Nコード:N2279BN
完結済 (全1,000エピソード) |
目の前には白と黒のしましま。空の方に頭をあげると赤い背景に“立ち止まっている”人が描かれた機械があります。
あたしは今お兄ちゃんと信号待ちです。
「ねぇ、あーにぃ」
ふと気になることがあってお兄ちゃんに尋ねます。お兄ちゃんは少し面倒臭そうに眠たそうな顔を此方に向け
「ん? どうした妹よ」
と、あたしに話しかけます。
「どうして車がきてないのに、赤信号だと止まらないといけないの?」
先ほどから車が通らないしましまを見ながらあたしは頭を捻ります。
「世間体の為だな」
お兄ちゃんは迷わずそう答えました。
「じゃああーにぃ、誰もみていなかったらわたっていいの?」
あたしはもう一度お兄ちゃんに問いかけます。お兄ちゃんは右手を顎の下にもって行って考えます。
「何故赤信号で止まらないといけないのか、ただ誰かのつくったルールに縛られているだけじゃないか、しっかり考えた上で渡っていいと思えばわたればいい」
……お兄ちゃんは偶に難しい事を言います。そうしている間に信号が青に変わりました。歩き出そうとするお兄ちゃんを引き止めて尋ねます。
「青信号で止まったりはしないの?」
「しないな」
お兄ちゃんは直ぐに答えてくれました。
「どうして?」
「偉い人が青信号の時は渡っていいって言ってたからな」
「そっかー」
いつの間にか信号は赤に戻っていました。
こんな感じのショートストーリー集。
冬童話2013に出していたものをそのまま流用してます。
2016年3月14日 完結
自身Facebookにも投稿します。が、恐らく向こうは二年遅れとかになります。
ストリエさんでも投稿してみます。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 日常 妹 あーにぃ 短編集 ショートストーリー 最終更新日:2016/03/14 06:00 読了時間:約1,280分(639,937文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 653 pt ブックマーク: 263件 評価人数: 15 人 評価ポイント: 127 pt |
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