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作者:ほっこくのくわずいも/作品情報/Nコード:N4355HM
完結済 (全3エピソード) |
妻たち姉妹の亡くなった父親のたばこの匂いが、また立ち込めていたという。SHINSEIの懐かしい銘柄のの匂いが私にも移って、古い住宅地のその家の前を通った時、遠くから流れてきた藁を燃やす匂いがわたしの幼い日の記憶を繋ぎにきた。40年前わたしは確かにこの家に入いり、不可思議な体験をした。
40年前、わたしは母とふたり、新開地に憧れのマイホームを手に入れたいさっちゃん家まで行って、そこで迷子になったのだ。そのとき、おませな内弁慶の5歳児を拾ってくれたのは、おばあさんなのにとても綺麗な女の人だった。
その家で一度も顔を見たことのない年の離れた母の姉にわたしは確かに逢ったのだ。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 伝奇 私小説 ネット小説大賞十 たばこの匂い 遠くからの藁の匂い おませな街の子 新開地 マイホーム 婿養子 細長い空 ひとりあそび 最終更新日:2022/02/20 09:07 読了時間:約23分(11,464文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 6 pt |
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