ひょんな事から異世界と召喚された僕。 だが、召喚されたのは別の人達で、たまたま近くにいた僕は巻き込まれただけの一般人（モブ）。 しかも、手に入れたスキルは【レプリカ】と呼ばれるハズレスキルだった。 【レプリカ】の意味は確か複製品…つまり、偽物である。 どうやらハズレスキルと呼ばれるのは訳があり、誰も発動条件が分からなかったと言うのが理由みたいだ。 だが、そんなハズレスキルも、僕は何とか発動させる事が出来たが、出てきた物は数段劣る物ばかり…。 それでも、無いよりは遥かにマシな訳で…僕はその力を使って、なんとかこの異世界を生き抜いていくのだった…。

（マグノリアの花の咲く頃に 第一部 第二章 ２３）から２４）の間、王太子宮の留守番達のお話） 　ライティーザ王国の王太子アレキサンダーは地方への視察のため、王太子宮を空けることが少なくない。今回の視察では、近習の筆頭であるロバートも視察に同行した。筆頭代行に任命されたのはエリックだ。 　尊敬するロバートの代行として、エリックは日々の業務に励んでいた。そのエリックのところに、小姓達がとんでもない報告を持ってきた。 　アレキサンダーが視察から戻る前に、筆頭代行として、エリックはこの問題の解決を決意した。小姓達に経験を積ませるためにも、問題解決に協力させることにした。エリックは自分の決断は正しかったと思う。エリックは決断をしたことで、筆頭という立場の難しさを知った。小姓達は、少し成長した。 小姓達が「大人の階段」を登るお話を書こうと思ったのですが。成長を促されたのは別の人でした。

ある辺境伯の娘が修道院に送られた。 その後の話。 悪役令嬢系の配役の彼女は手紙を送る。そして、行く先について思いを巡らせた。 「勘違いヒロインからの手紙」のあとの話のため、先に読まれた方が良いかもしれません。