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作者:有沢真尋@4月8日「土下座猫カフェ」コミカライズ/作品情報/Nコード:N4021JQ
短編 |
いつの頃からか「自分の機嫌は自分でとる」という言葉を耳にするようになった。
曰く、不機嫌もあらわに、誰かによしよししてもらおうとしている者は、未熟で幼稚で鬱陶しい、付き合いづらい人間だというのである。
自立した大人は、自分の機嫌は自分で取る。
シンシアはそれを聞いて、もっともだと思ったものだ。
嫌なことがあったからといって、ふくれっ面でむすっとしていて、誰かに「何かあったの?」と声をかけてもらおうだなんて、子どもじゃないんだから。
言いたいことがあるなら、言うべき。
言えないことであったり、言わないほうが良い相手に関することなら、自分にできることはないと割り切って、いっそ面倒事そのものを忘れるに限る。
そして、綺麗なものや楽しいものを見て、美味しいものを食べて、笑ったり騒いだりして気を紛らわせるのだ。
人前に出るときは笑顔で。耳目のあるところでゴシップになるような愚痴を口にすることはなく。
たとえ、婚約者の不貞を知り、自分が「お飾り妻になるだけ」と笑われていると知っても。
ん? これ、自分で自分の機嫌をとってうやむやにしていないで、きっちり相手に言うところじゃないですか?
*誤字報告ありがとうございます(๑•̀ㅂ•́)و✧*
※コミカライズ決まりました!応援ありがとうございます!詳細は後日お知らせいたします!
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: お飾り妻 不貞疑惑 マウント合戦? 自分の機嫌は自分で 相手を変えない 自分が変われ そこ、もう少し詳しく 最終更新日:2024/10/13 18:00 読了時間:約18分(8,710文字) 週別ユニークユーザ: 187人 レビュー数: 1件 総合ポイント: 20,692 pt ブックマーク: 816件 評価人数: 2,191 人 評価ポイント: 19,060 pt |
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