王子さまのキスより先に目覚めた少女は、自分の日本人の特徴のかけらもない髪色と肌の色に驚き、自分が眠り姫だと思い出す。 　その時、馬の蹄音が聞こえ、慌てて眠ったフリをする。キスはされたけど、その王子は好みのタイプどころか、だいぶ遠慮したい感じだったため、眠ったフリを続ける。かわるがわるくる王子。続くキスリレー。 　眠ったふりがバレて第三王子にお城にテイクアウトされたけど、次に目覚めたときには、日本の自分の部屋にいた。ちゃんと黒髪黒瞳の日本人の外見で。 　なんだ、眠り姫になった夢を見てたのね。 　なぜか体には身に覚えのない傷があるし、家族の態度はおかしいし、寝てる間に何があったのか分からない。だけど彼女の意図は関係なく、またお城で目が覚める。　 　ずいぶんリアルな夢だと思いきや、夢の中で火傷するし、痛いし。 　あれ？　痛い？　夢じゃないの？ 　どうやら、魂だけが日本と異世界を往復してるようで…… ＊短編で上げていたものです。1話目は短編とほぼ同じです。 2023．1．26　「眠ったフリ姫」を改題しました。 36話完結予定です

モノ使い、呼ばれる魔法使いが普通の一般教養として世間に浸透してから100年。学生は在学中にモノ使いを学びその腕を競い合い成長する。 しかしこの春から高校一年生になった魚津 真鯖(うおつ まさば)は、長年の思いと一本のシャーペンを握りモノ使いになることを密かに決意していた。 要約:物を使った魔法使いたちのミラクルドキドキちょっと謎あり(かもしれない)お気楽ラノベ