8年間務めた広告代理店を自主退職した宮野伊織は元同僚から奇妙なバイトを紹介される。それは観光にやってくる1人の外国人のガイドをすること。やむなく引き受けた伊織だったが、やってきた相手は無愛想で無口。どう考えても観光じゃない！？ 巻き込まれ系天然元リーマンとツンデレな暗殺者の意外にほのぼのな日常とハードボイルドアクションと絆の物語。なろうには第４章まで掲載。最終章までのリライト完全版、続編、スピンオフをカクヨムで連載中。 【東方伝奇シリーズ】 https://kakuyomu.jp/users/akatuki_kz/collections/16816452219402918808 【烏鵲堂事件簿】https://kakuyomu.jp/works/1177354054918363419 【スピンオフ集】https://kakuyomu.jp/works/1177354054918749789

全身の血が抜かれた死体。 霧のロンドンの街で連続している殺人事件は奇怪なものだった。 強面刑事ジェームズ・アーカー（３０歳）は、バチカン市国から派遣されたというエクソシストの少女、エイプリルに出会う。 黒髪ショートカット、猫目の少女は叫ぶ。 「犯人は吸血鬼よ！」 （いやいや、吸血鬼って……） おまけに何故か、少女はジェームズの家に泊まることに。事件が解決するまで泊まるって、まじかよ！ 冷蔵庫は勝手に開けるし、ゴミはそのまま。おまけに不気味なコウモリを使い魔として可愛がっている。 でこぼこなバディの、吸血鬼を探す物語が始まる。