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作者:ゆめうつら/作品情報/Nコード:N4221EN
連載中 (全3エピソード) |
つらつらと時が僕を通りすぎていく。
僕は来年の春死にたかった。
死にたくて、屋上のフェンスをのりこえ立っていたとき、僕の口が無意識に言葉を発した。
『やっぱり死ぬのやめよう』
言葉が身体にはいり、そうだ、そうだと思考が同意した。その時、視界が流れるように地面へと落下していった。
最期の僕自身の身体の感触は肩に感じた優しい圧力だった。
次、視界にうつったのは見知らぬ可愛らしい天井だった。
死のうと思っていた僕の意識が一週間ごとに誰かの身体に入り込み、来年の春に僕の身体を優しく押した人を探すという話です。
そのなかで、何をもって自分は自分であるのか、性格、肩書き、なぜ生きるのかなど精神の感覚について思惟していくという話です。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 日常 私小説 意識 生きるとは なぜ自分は自分なのか 感覚とは 死にたい あなたは誰なのか 最終更新日:2018/01/24 11:10 読了時間:約4分(1,943文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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