邪神降臨の儀式でやってきたトーマ少年のやさぐれ異世界暮らし。 　万能包丁でなんでも切れる少年は、災厄級危険因子とか呼ばれて追われ続ける日々に辟易し、騎士団預かりとして監視生活に甘んじることに。 　監視役はガラの悪い騎士、最強の騎士、胡散臭い聖職者。出来た友達は町一つ吹き飛ばす程度の魔法使い。 　とりあえず自分の周辺が普通に暮らせりゃそれでいい。おうち帰りたい！ 　果たしてトーマ少年のQOLは向上しているのか！ 　勝手に湧いてくるトラブルを適当にいなしつつ、不穏で平穏な日々は続く！ ※恋愛要素ありません。 ※主人公の思考が物騒。でも残酷な描写はたぶんない（非）日常モノ ※一話完結の連作です。さほど深刻なことにはならずサクサク進みます。

爪と牙で戦う事を誇りとする人狼の村でうまく変化が出来ず、【なりそこない】と呼ばれ、奴隷のように扱われてきた俺は、森で魔物に襲われていた少女を助けたのをきっかけに（半ば嵌められる形で）冒険者ギルドにスカウトされ転職をする。 待遇が改善されればいいな程度に考えてギルドに入団した俺であったが、そこで自分が【剣聖】のスキルを保有する剣の天才であった事が発覚、そのままSランク冒険者になってしまう。 ーーーこれは、環境を変えた事で人生が大きく変わった俺の物語。