■ねこかんふりーく５　猫耳メモリーズ 　文化祭を終え、紅葉シーズンも過ぎ去った１２月。 　残すイベントはクリスマスと新年を祝うお正月。 　時雨保子莉（しぐれほずり）にとって、それは初めて体験する行事であった。 　だが、それらのビックイベントを前にして突然、失踪してしまう猫娘。 　連絡も取れず、また密輸未遂事件の責任を感じ、失意する敷常（しきじょう）トオルだったが……わずかな手がかりを頼りに猫族５２番惑星『ナァー』への旅立ちを決意する。 　そして辿り着いた保子莉の故郷でリーンに連れていかれたはずの九斗（きゅうと）と、先祖返りした保子莉との再会を果たすのだが。 　次期星王の座を手中に収めようと目論む白猫アガミと、弟の身を楯に取られて軟禁される保子莉。そんなお家騒動に巻き込まれ、トオルも記憶を改ざんされてしまう。 　果たしてトオルは記憶を取り戻し、保子莉と結ばれることができるのか？ 　また惑星『ナァー』の行方は？ 　再生体の未来は？ 　長二郎たちの活躍は？ 　そして死の間際…… 　保子莉の流す涙に、トオルは何を思うのか？ 　ねこかんふりーく最終話。『猫耳メモリーズ』これにて完結。 ■なお、この作品はカクヨム(2021年改稿)でも掲載しています。

■ねこかんふりーく４　黒猫保子莉の宅配便 　再生体に一里塚深月（いちりづかみづき）の心を奪われてしまった敷常トオル。 　ぽっかりと空いてしまった心の穴。その隙間を埋めようと、バイク免許取得と自分探しの旅を考える。しかし問題はお金。その資金を稼ごうと残された夏休みを利用してアルバイト探しを始めるものの、めぼしい短期バイトは見つからず……やむなく時雨保子莉（しぐれほずり）から持ちかけられたアルバイトをすることとなった。 　仕事内容は外惑星『ンカレッツア』での配達業務。 　芝山田長二郎（しばやまだちょうじろう）やディアたちだけでは手が足りず、再生体まで借り出されるほどの大掛かりなプロジェクト。 　だがトオルの受け持つ配達チームは、保子莉や長二郎抜きの選抜チームだった。そんなリーダー資質を求められる最中、ひょんな事から野良クレハ星人『ケイニャ』と行動を共にすることになるのだが……ケイニャを取り巻く人間関係と、行く先々で起こるトラブルに翻弄されていく。 　果たしてトオルは依頼された配達を完了することができるのか？　 　そしてケイニャは無事目的地に辿り着けるのか？ 　心機一転の第４弾！ 　トオルの新たなる夏休みが始まった。 ■なお、この作品はカクヨム(2021年改稿)でも掲載しています。

■ねこかんふりーく３　猫たちのサマーバケーション 　高校生活初の夏休み。 　そんな中で、一里塚深月（いちりづかみづき）の招きで、親戚が経営する海辺旅館へ出向くトオルたちだったが……到着早々、飛び込みの宿泊客によって部屋は満室状態。それにより、早くも暗礁に乗り上げてしまった海水浴企画。 　しかし、深月が用意した代案でキャンプをすることとなった。 　猫族宇宙人の時雨保子莉（しぐれほずり）を始め、芝山田長二郎（しばやまだちょうじろう）と弟のミオ。そしてクレハ星人のクレアが預かった子供、九斗（きゅーと）を交えてのキャンプ。 　だが、そこへトキン・トキンが宇宙蛇を携え地球に来訪し、さらに再生体までもが復活登場。 　おまけに海賊たちも加わり、深月と宇宙蛇の血清を巡って大混戦となるのだが……。 　果たしてトオルは、深月への告白リベンジを叶えることができるのか？　 　そして深月の過去を握るリーン・プロットとはいったい何者なのか？ 　深月救出のため、トオルは仲間とともに敵に立ち向かう。 ■なお、この作品はカクヨム(2021年改稿)でも掲載しています。

■ねこかんふりーく２　猫耳ネゴシエーション 　失恋の傷心が癒やされぬまま、生身の体に戻った敷常（しきじょう）トオル。しかし義体装着の後遺症からか、体を上手に扱えなくなってしまう貧弱状態になっていた。 　そんなトオルを不憫に思った時雨保子莉（しぐれほずり）が、惑星タルタルでのリハビリ提案を持ち出してきた。 　ところが、いざ外惑星へ出てみれば密入者さながらに妹の智花までが着いてきてしまう始末に。しかもあろうことか、海賊に智花を連れ去られてしまったのだ。 　取引交渉の末、海賊との賭けを受ける保子莉。 　海賊頭首とのレースに勝てば妹を解放。負ければ保子莉が海賊になるという条件。 　果たしてトオルは無事、保子莉や智花を救うことができるのか？ 　そして借金を抱えた芝山田長二郎は？ 　人質の智花を賭け、トオルは保子莉とともに勝負に挑む。 ■なお、この作品はカクヨム(2021年改稿)でも掲載しています。

■ねこかんふりーく 敷常（しきじょう）トオル１５歳は、クラス委員長の一里塚深月（いちりづかみづき）に恋い焦がれていた。 　だが小心者に加えて後ろ向きな性格ゆえ、告白もできず、遠目で見守る毎日を過ごしていた。 　そんなある日のこと。 　転校生の時雨保子莉（しぐれほずり）と異国の美人教諭であるクレアと名乗る宇宙人二人が現れた。同時に、交通事故により自分の体が瀕死の重症を負い、頭だけを残した体を再生治療していることを告げられる。 　肉体完治までの間、親友の芝山田長二郎（しばやまだちょうじろう）と保子莉のバスケ勝負や、彼女のネコ耳コンプレックスを知っていくトオルだったが……ある時、保子莉の手違いにより、治療中の再生体が暴走してしまう。 　果たして敷常トオルは無事に体を取り戻し、意中の人と両思いになれるのか？　それともフラれてしまうのか？ 　生死を分けるトオルの恋愛が、今ここから始まる。 ■なお、この作品はカクヨム(2021年改稿)でも掲載しています。