紅（くれない）椛（もみじ）という人間は、日記を書くことにしました。 　ご丁寧に、日記帳にタイトルまでつけています。 　これから毎日継続していくとのことですが、果たしていつまで……。

坂田阿木、今年から高校２年生。 幼い頃に里親を失い、孤児だった彼は家族を転々としながら、今は坂田家の長男として暮らしている。 そんな彼が高校１年で出会ったのは、誰とも話さず、目すら合わせようとしないクラスメイト――芝目里香だった。 気になっていても、声をかけられないまま、１年が過ぎていく。 それでも、友人たちの後押しがきっかけで、ふたりは少しずつ前へと歩き出す。 傷ついた少年と、人を恐れる少女が、 背負った自分自身と向き合いながら、“つながり”を学んでいく。 これは、優しくて、でもどこか危うい――そんな青春の物語。

VRMMO『リアース オンライン』　◇◇◇ 公式は異世界生活シミュレーションというジャンルで宣伝しているが、β版のテスターたちの感想から広大なオープンワールドで冒険者として駆け巡り、魔物と戦いレベルを上げていく──つまり良くあるRPGだなと思った椛(もみじ)は、正式版のサービス開始日にさっそくログインした。 山あり谷ありのドラマチックな展開は起きない、ぐだぐだとしたプレイがだらだらと続く、そんな話です。

前作、&ファイトの続編になります。前作をまだ読まれていない方、前作からの登場人物や、繋がりも多い為、前作を読んでから今作に入って頂けると嬉しいです。 異世界転移した主人公、沖田　純は闘技会を無事勝ち抜き、晴れて外に出る事になった。闘技会で知り合った亡き友人、パシムの形見を届ける為に旅に出る。 旅の中の色々な出来事、出会いに物語は進んで行きます。楽しんで頂けたら幸いです。 今の所決まっている主な登場人物。 沖田　純 本編主人公。物語内ではジュンと呼ばれます。今作も頑張らせます。 メイラール 前作からの登場。真っ直ぐ過ぎて、作者としてもメイラールがどう考えるのか分からなくなる時あります。 セフィル ハイエルフの女の子。書けば書く程、エルフの幻想的なイメージから離れて行く。何故だろ。 ヤム 女戦士で頼りになるお姉さん。このパーティ、あなたが１番の頼りです。 コッツ 魔術師。ほぼしゃべりませんが、何気に作者のお気に入りです。 ロナール 盗賊。モブでの登場のつもりで書き始めたのに、こんな所に名前が上がるキャラになってしまった。

精霊と魔族の血を引いているレオンハルト達は、エルフの隠れ里で暮らしていたが、父親が不在のときに魔王に強襲される。連れ去られた弟の片割れを救うため、弟妹とともに旅に出ることを決意。旅の中で本来の能力に目覚めたレオンハルトは、大精霊だった曽祖父の過去と向き合い、ときには闘い、ときには絆を深めながら、家族を救うために奮闘します。 ☆R15設定しましたが念のためです。過激なシーンなしでどこまでファンタジーできるか模索中。 ☆挿絵で大陸の地図をアップしました。 ☆説明はいいから早く戦えって方は、第四章からどうぞ。謎解きは六章から。

「──みつけた」 駅のホームに落ちた少年を助けるため、咄嗟に線路へ飛び降りた椛。 迫り来る電車の光に、自分は助からないと悟り、目を閉じたその瞬間──男の声が響き、誰かに手を引かれた。 次に目を開けたとき、椛は見知らぬ山の中に立っていた。 山道を彷徨い、やがて開けた丘に出る。そこに広がっていたのは、小さな頃から夢に見続けてきた景色と同じだった。 なぜ異世界に来たのか。 誰に呼ばれたのか。 右も左もわからぬまま戸惑う椛に、差し伸べられる一つの手があった。 彼の名は艮（うしとら）。鬼門を護る神であり、黄泉へ迷える魂を送る「黄泉送り」を生業とする神主だった。 椛は艮の住む神社で身を寄せながら、彼と共に現世に未練を残した魂や妖と向き合っていく。 しかし、椛の魂の奥底には、艮さえ忘れてしまった“ある記憶”が眠っていた──。 神と訳あり少女が紡ぐ、切なくも温かい異世界転移譚。 ※不定期更新です

ケモ耳獣人に転生した無気力ぎみな主人公と世話焼きな飼育係の青年のラブコメです。

丘の上に住むマリーはワラワーデザイナーを夢見る女の子。 ある日、満月の夜に月食が起こり、完全に闇に包まれた町。 月食が終わったかと思うと、次に現れたのは一筋の流星。輝く光が森林公園に落ちていきました。森林公園の中にある「月ノ池」に光が吸い込まれると、小さな精霊が姿を現しました。 翌朝、落ちた流れ星を探しに森林公園へ行ったマリーですが……

つい書いてしまいました・・・。連載ではありません。あくまでも短編です。今書いてる連載があり、とても連鎖出来る気がしないので・・・短編です。の、前半です。正直、書くべき連載の続きを放っておいてこっちを書くべきじゃないのは分かってるのですが笑 もし、気が向いてもらえたら、こっちも読んで貰えると嬉しいです。後半は、いつになるかまだ未定です。

高校入学式の前日、近所の神社にお参りに行ったショウは その場にいたカイとヒナと一緒に異世界に召喚されてしまう。 その世界はあまり発展していなくて治安も悪いようだ。 国同士の争いも多く国も民も疲弊していたところに、魔界と通じる亀裂が発生。 魔物や魔族が侵入してきては悪さをするので 世界を救ってくれる存在を召喚しようということになったらしい。 自分には戦うことは無理だと思ったショウは 大好きなモノ作りをしながらのんびり暮らそうと考えた。 この物語は、そんなのほほんとしたショウの異世界日記である。

　秋のもみじが綺麗な村。 　夏の終わりと入れ替わるように、秋の訪れが山一面に拡がる。 　こんもりとブロッコリーの大群のように生い茂った緑の葉に混じる赤や紅、橙に黄が非常に風流だった。 「もうすぐだぜ、吊り橋が見えてくるんだ。そこを超えたら九九尾村。俺の育った村だ」千葉景虎は両手を広げ、満面の笑みで振り返った。 「ここまで長かったな」冷泉誠人は額の汗を拭いながら、周囲を見遣る。折り重なる紅葉が揃って手招きしているようだった。――――。

人生を無理矢理変えさせられた時　いらして下さい　天沼探偵事務所 ネット広告に時折表示されるが、触れても何処にも繋がらずエラーが表示される。ネット内ではただのバグと思われてる中、都市伝説的な噂も流れていた。そんな折、一人の女性がその文に引き寄せられ、事務所を訪れ依頼をする。 初めての短編です。と言っても2作品目ですが。 短い短編なので、良かったら読んでみて下さい。 読んで頂けたら幸いです。

たった一本のもみじを、人間たちは深く傷つける。 それを、月が見守っていた――

広島旅行のお土産にもみじ饅頭を買った私は、帰宅後もその味に心躍らせる。しかし、箱を開けたときに覚えた違和感は取り返しがつかないものだったのだ――

２０５０年、ある科学者の予言した通り世界の研究、開発の両分野は技術的特異点に至ることになる。その三十年後、あらゆるシステムを破壊しAI兵による反乱で世界は機械により完全に支配された。 そんなAIにより支配されたある都市で学生生活を送る、主人公の赤月　紅葉（あかつき　もみじ）はあらゆるものが規制された世の中で残った唯一の娯楽である読書に夢中になっていた。しかし当然読書の分野においても多くの規制がなされ、都市により支給されたタブレットにインストールされている読書アプリには無限に乱雑に追加されていくAI生成の文章のみが入っていた、読んでも穴の開いた器のようにすぐに零れ落ちていくだけのそんな文章を読み漁る日々を送る主人公。そんなある日、いつも通り、読書アプリを開くと本棚の欄に入れたつもりの無い作品が一つ増えていた。追加されていた本はとても斬新な内容で今までに読んだどの本よりも面白いものだった。作品は読み終わるたびに一冊ずつ追加されていき、いつの間にか読書サポートAIなるものまでインストールされていて、そうして読んだ作品が百冊を超えたとき「いつも読んでくれてありがとう！読書好きのあなたにプレゼントがあるの」その言葉と共に最後になる作品が追加された。本は古めかしい黒い装丁でその重厚な見た目の本だった。題名は「欲望司書」人類に味方をするAIと共に支配された都市の開放を目指す。

童話「北風と太陽」の現代版コメディ風。

ある日、「俺」こと夏目　紅葉（なつめ　もみじ）は昔自分が書いていた漫画の世界に入ってしまった！！主人公となった、「俺」は自分で考えた世界で一人の女性と出会う。これから先、どんな困難が待っているのか。 生きることすら憂鬱に感じていた、「俺」が最悪の一日を、最高の一日にするために、自分の世界で過ごしていく非日常異世界ストーリー！！

子を父に会わせたい――その願いが母を鬼へと変えた。 討たれたのは鬼女か、それとも母の愛か。

妖怪百夜物語──三夜目。 今宵もあなたを連れてゆこう。 今日の舞台は平安の時代、信濃戸隠。 都を追われた美女・紅葉。 母の愛は怨念に変わり、信濃の山に鬼女が生まれた。 討たれてなお残るは、子を呼ぶ慟哭――。

　俺には薔薇の棘のようにツンケンしてる義妹、星光彗《ほしみつ・けい》という完璧美少女がいる。 　ある夜、枕を濡らしながら寝ていたところ、部屋にやってきた彗を間違えて抱き枕にしてしまった。 　翌朝、雷が落ちるほどブチギレられるかと思ったが、なぜか超デレデレブラコン義妹になっていた⁉ 　デレデレな彗と一日過ごし、また抱き枕してほしいとねだられて抱き枕にしたのだが、翌朝にはツンデレな義妹に⁉ 　これは、抱き枕がトリガーで人格が変わる義妹と過ごす日常ラブコメディだ。