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作者:月白ヤトヒコ/作品情報/Nコード:N5434KQ
短編 |
わたくし、どこぞの異世界に転生してしまったようです。
中世というよりは、近世。そして、近世よりも倫理観の進んだ都合のいい世界。所謂、乙女ゲームだとかナーロッパと称されるような異世界なのだと思います。
まあ、だからなんだという感じなのですが。
一応、幼少期からどこぞの異世界に転生してんなー? とは、思っていた。
でも、それがどこの異世界だなんて知らなかった。
だが、今日。貴族学園中等部へ一年生が入学して来て、確信へ変わった。
それというのも……
「だから、平民ヒロインのあたしが攻略対象の王子様達と結ばれるには悪役令嬢にイジメられないといけないの! あなたが、あたしに一切興味無い的な態度だと、王子様達もあたしに興味持ってくれないじゃない! 嫉妬心剥き出しの、イヤミったらしい態度であたしにネチネチと嫌がらせしてよ!」
と、自称平民ヒロインという生徒に絡まれた。
ちなみに、わたし……わたくしは、二年生だ。しかも割と高位貴族ぞ? 先輩に対する態度とか以前の問題だ。そして、
「ストーリー通りに行動しないということは、さてはアンタ転生者ね! 悪役令嬢のクセにヒロインを差し置いて逆ハー狙いとはいい度胸ね!」
とか、頭おかしい奴に絡まれて、滔々とこの乙女ゲームの世界を語られている感じだ。
「あの、これは疑問なのですけど」
「なによ?」
「あなたって、被虐趣味でもありますの?」
設定はふわっと。
アルファポリスに掲載。
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: 異世界転生 ほのぼの 身分差 悪役令嬢? 乙女ゲーム転生? 自称ヒロイン 微百合 吊り橋効果は 長くは続かない アホの子 よう知らん異世界 最終更新日:2025/06/20 02:26 読了時間:約9分(4,051文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 3,290 pt ブックマーク: 94件 評価人数: 383 人 評価ポイント: 3,102 pt |
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