《タイトル変更しました　旧タイトル「救国の女神の真実」》 ※２０２４．６．９　《おまけ話：姉たちのグループ通話～フェレシアからの手紙～》　を追加しました。 ※２０２４，１１，２５一部改稿しました。 私には異世界で生きていたという前世の記憶がある。とある乙女ゲームの中で悪役皇女と呼ばれ、ヒロインを邪魔する人物に転生していると気づいた。このままいけば王子に婚約破棄されるし、いいことなんてひとつもない。しかも王子には全く惹かれない。むしろ引く。 私は心のコマンドウィンドウで　▶にげる　を選択した。 こちらから婚約をダメにして、修道院に逃げて自由気ままに生きて行こう！ 「というわけで、あなたには悪いけど、左遷されてもらうから」 私はこれを機に長らく私のわがままで振り回した護衛騎士を解放しようと思う。 ※拙作『創刊！王立セントラル学園　壁新聞部　～婚約破棄のドミノ倒し～』のスピンオフです。作中小説《前世を思い出し婚約破棄される前に修道院に逃げ出した悪役皇女が救国の女神と呼ばれるまで～解放したイケメンわんこ系騎士が迎えに来ましたが、私はここでのんびり農業します～》のモデルになった皇女フェレシアの真実のお話。 一応このお話単体でも読んでいただけるように書いたつもりですが、わかりにくかったらすみません。『創刊！～』も読んでいただけると有難いです。 ※※作中の世界観はオリジナルのものでとてもゆるい設定（爵位、修道院、農業知識など）です。乙女ゲームもあまり理解がありません。広ーい心で気楽にお読みいただけると嬉しく思います。

【2024年11月1日PASH!ブックス様より書籍が発売されます！書籍版は加筆修正されてパワーアップしています！！コミカライズも進行中です！本当にありがとうございます！！( ；ᵕ；)】 姫巫女の血を受け継ぐ少女、椛（もみじ）は、ある日あやかしが住まう世界へ転移してしまう。 そこで出会ったのは、白銀色の大きな山犬。 山犬の住処に連れていかれた椛は、この山犬に喰べられると思い抵抗するのだが……。 「私を喰べたって、美味しくないわよ！」 「おまえを喰う気はない。俺の花嫁にする」 「……は？」 そう言って、山犬はとても美しい人間の男性に姿を変えた。 悪しきあやかしである鬼を封印するためには、姫巫女の血を受け継ぐ椛と結ばれる必要があると語る山犬のあやかし、銀夜（ぎんや）。 動揺しながらも次第に覚悟を決めていく椛と、人間の扱いに慣れていないけど一途な銀夜の、じれじれ恋愛和風ファンタジーです。 ※書籍化にともないタイトル変更されました。 旧タイトル→『姫巫女の幸福～転移した少女は一途な犬神様の花嫁となる～』