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作者:鍋島五尺/作品情報/Nコード:N5742IB
短編 |
君と会うのはいつぶりのことだろう。きっと最後に会ったのは君が出て行った日だ。
あの日からもう3年も経ってしまった。君がいなくなってから僕の毎日は変わった。いや、何も変わってはいないのかもしれない。変わったのはきっと僕だ。君が僕の部屋に来る前はこんな生活だった。一人の部屋。風が吹くだけでガタガタ鳴る窓と狭い布団。僕の手が届く距離に全てがあって、僕だけの国だった。
初めは思っていたほどうまくいかなかった。生まれた場所も、育ってきた環境も何もかもが違う他人だ。当たり前だろう。ぶつかることは何度もあった。人と人はこんなにも分かり合えないんだということに気が付いた。それが例え愛し合う二人だとしても。それでも僕らはお互いを知って、徐々に生活は溶け込んでいった。狭い布団の中、僕らは抱き合って眠った。二人の部屋はこれ以上ないほどに素晴らしかった。あの時は気がついていなかったけれど、それは楽園そのものだった。いろんなものを君と一緒に見て、いろんなものを君と一緒に食べた。おいしいねって笑い合って。いつでも君と一緒に暮らした。なんでも君と分け合った。君といる日々こそが僕の幸せだった。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 二次創作 古典恋愛 私小説 シリアス 男主人公 現代 恋愛 別れ バー 歌詞 バーボン カシスソーダ 最終更新日:2023/02/12 20:00 読了時間:約5分(2,481文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:神戸 ビーフマン/作品情報/Nコード:N3399HS
完結済 (全40エピソード) |
「好きです、やらせてください!」
運命の木。新城学園高等学校の裏手にある小高い丘にそびえ立つ樹齢百年ほどの杉の木のことだ。偉い人から寄贈されたその木は、新城学園高等学校の生徒を何百人も花粉症へと誘っていた。
そんな戦犯ものの杉の木だが、数年前に男女がその木の元で想いを成就させたため、運命の木などと仰々しい別名をつけられている。
そして、今日も一人の男子高校生が一人の女子高校生に告白?をしていた。
「は?」
やや怒声を放つ女子高校生。
健康的な小麦色の肌は制服の袖元から垣間見る白い肌とのコントラストから、陽に焼けた活発な印象を醸し出していた。
「ま、間違えた。やりたいです、やらせてくださぺぷしっ!」
「そっちを修正するなや!」
女子高校生の右フックは綺麗な弧を描き、男子高校生の顎をとらえた。
※ラブコメがメインではありません。というか何も考えてません。
※推理に関係ない修正は連絡なく行うことがあります。
※一話当たりの文字数は多いときは多いですが、少ないときは少ないです。
※グロテスクな表現があります。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり ガールズラブ スクールラブ 日常 青春 ミステリー スプラッタ サイコホラー スパイ ラブコメ サイバーパンク ギャグ シリアス ほのぼの ダーク 現代 最終更新日:2022/08/14 00:18 読了時間:約264分(131,652文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 40 pt ブックマーク: 6件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 28 pt |
作者:日下部良介/作品情報/Nコード:N7546DD
短編 |
バレンタインデーにチョコをもらった高千穂絵麻さんへのホワイトデーのお返しです。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 200文字小説 ホワイトデー 高千穂絵麻 最終更新日:2016/03/13 08:00 読了時間:約1分(200文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 36 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 32 pt |
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