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作者:赤茄子橄/作品情報/Nコード:N0304IC
短編 |
生まれつき不幸に愛されて、おかげで人にはあんまり愛されない私、八岐紅紫名(やまたくしな)。
そんな私は、昔からときどき記憶が曖昧になることがある。
それはどれも誕生日の日で、命に関わる事故だとか無理やり純潔を奪われそうなときだとか、そういう特大の不幸の前後の記憶が曖昧になる。
けど、身体には怪我の1つもないし、純潔も変わってない。
かといって夢ってわけじゃないらしい。
何が起きてるのかわからなくて。病気かと思ったけどそうでもなくて。
ずっと怖かったんだけど、最近ようやく気づいた。
大学の後輩、真黒明日(まくろあした)くんが、私の人生のピンチを何度も救ってくれたヒーローさまで、彼がその正体を知られないために私の記憶を消したんじゃないかって。
調べてみたらちゃんと証拠も集まってきた。
今日はバレンタイン。今まであんまり縁の無い日だったけど、今日からは私がヒーローさまにトドメを刺した大事な日になる。
私と明日くんの結婚記念日になる。
大好きよ明日くん。だけど、数少ない私の幸せな記憶を奪ってきたこと、憎くて仕方ないの。
だから、私のたくさんの愛と恨みとその他いろんなものを詰め込んだチョコのお注射を準備しました!
どうか受け取ってね。
ハッピーバレンタイン♪
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: R15 残酷な描写あり 年の差 サスペンス サイコホラー ラブコメ ダーク ヤンデレ バレンタイン 追い詰め 記憶消去 人助け 人探し ホラー クセ強めのチョコ 恐怖 幸せってなんだろう 最終更新日:2023/02/20 18:00 読了時間:約29分(14,249文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 174 pt ブックマーク: 8件 評価人数: 19 人 評価ポイント: 158 pt |
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