二十一世紀後半にロシアのフィンランド国境沿いに魔女ロウヒが出現。ダンジョンを創造し世界を侵食する能力を持つ存在であり、機械のモンスターを引き連れてフィンランドへ侵攻を開始した。 2020年代から始まったフィンランドと日本が技術協力が実り完成した搭乗型強化外骨格【マニューバコート】。このマニューバコートはフィンランド由来の魔力を操ることができる精霊兵器だった。 主人公ジンが所属する日本外征部隊のマニューバコート隊は魔女ロウヒ討伐を敢行する。しかしロウヒは強大でジン以外全滅。ジンも精霊サラマに助けられ一命を取り留め、フィンランド帰還時に少女アイノを助けたのち、異空間に彷徨いこんだ。 異空間こそフィンランド叙事詩【カレヴァラ】の者たちが住む世界。マニューバコートもアップデートされ【マリスミゼル】となり、さらにゲーム的なクラスシステムを搭載するこ強力な兵器となる。 ジンが異空間で過ごす数日は現実世界で十年以上経過。かつて助けた少女アイノが、たった一人でフィンランド国境に迫る大軍に立ち向かう。 地上に戻ったジンは彼女の救出に向かうのだった。 ※現実世界をもとにしていますが、現実にある国家、企業、団体、民族、宗教等は一切関係ありません。 ※カクヨムにも掲載しています。

　[あなたを私の最初の信者にしちゃいました。洗礼名はラーゼス・グレンバック、すごく良い名前じゃないですか？] 　異世界アイシアの死を司る女神アンリに、地球で病死した古川健一はラーゼスとして地獄へと転生させられてしまうのであった。アンリの望みはゼロになった信者を増やすこと。それも邪神教として一度は滅ぼされた宗教の信者を。 　拒否権の無いラーゼスは邪神教と言われた宗教を再興するために、地獄を攻略して現世へ向かわなければならない。ラーゼスにあるのはアンリから授かったクラス、土を操作する魔法と少しばかりの闇魔法だけであったが、過酷な地獄の環境はラーゼスを否応なく鍛え上げ、最強の存在へと昇華させる。 　これは地獄で最強の存在となったラーゼスの邪神教伝道記である。 一章は主人公がずっと地獄で魔物と戦って、地獄の真実と世界の謎の一端を知ります。 二章から現世で宗教活動して、主人公が無双？　するみたいな話です。