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作者:八秋/作品情報/Nコード:N2862GY
完結済 (全4エピソード) |
肉は人類の敵である。
それがクロッシェン王国における美の基準だ。
無駄な肉が付くのは怠惰でだらしない人間である証。逆に、無駄な肉のつかない細い体は勤勉で誠実な証とされていた。
確かに、日頃の運動不足や贅沢が祟っての肥満であれば話はわかる。けれど、クロッシェン国は少し行き過ぎていた。
数代前の、圧政を敷いた愚王が余分な肉を蓄えブクブクと丸く肥えていたからその恨み辛みもあるのだろうけれど、とにかく肉に対する嫌悪が半端ではない。
そのせいで、付かない方が良い肉と付いていなければならない肉の区別も付かないのだ。そんな歪な美意識が出来上がってしまったのである。
つまり、女性は胸や尻に丸みを帯びているほど、男性は逞しい筋肉を育てるほど悪なのだ。
「行きますよ、お嬢様!」
それはおかしいとベロニカ・ベルドットが気付いたのは、15歳には不相応なたわわに実ったバストを親愛なる侍女に締め潰される真っ最中の事だった。
■R15、残酷な描写は保険です。美醜逆転、体格差が書きたかったのにあまり活かせなかった……
短編の予定で書いていたのですが、長くなったので小分けに投稿しています。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: R15 残酷な描写あり ヒストリカル ネット小説大賞九 女主人公 西洋 中世 ハッピーエンド 最終更新日:2021/05/03 00:25 読了時間:約30分(14,774文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 506 pt ブックマーク: 75件 評価人数: 43 人 評価ポイント: 356 pt |
作者:一帆/作品情報/Nコード:N8597GB
完結済 (全64エピソード) |
妹に皇太子妃候補の座をおねだりされた私は、「妹の部屋にあるものすべてと交換する」という条件でおねだりをきいてあげることにした。
おばあさまの形見である『精霊のかぎ針』を取り戻した私は、どこかでひっそり目立たずのんびり隠遁生活をしようと心に決め公爵家を家出。
途中、皇国の外れにある宵の杜へいく空竜に遭遇。空竜に『精霊のかぎ針』で編むクロッシェは竜や精霊にとっては特別なものだと教わり……。そう言えば、私は、『精霊のかぎ針』は植物の魔力を編むことが出来ることくらいしか知らなかった。そこで、『精霊のかぎ針』の秘密を知るために竜の世界へ。
――実は、クロッシェは魔法アイテムとしてすごいものだった!
そして、竜王様のお願いで、宵の杜にいる精霊王を助けることに。
騎士団の副団長や魔術師も仲間に加わり――。
このお話は、『宵の杜の魔女』と呼ばれるようになるまでの皇太子妃候補から外れた公爵令嬢のお話。
(……本当に皇太子妃候補から外れられたかは微妙……)
*植物の効能についてはフィクションです。実際の植物を参考にしていますが、あくまでも架空の話です。(参考程度なのであしからず)
*R15は念のため。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり 冒険 ほのぼの? 女主人公 西洋風? 魔法 ハッピーエンド 竜 薬草 クロッシェ 編み物 恋愛要素少な目 最終更新日:2020/12/24 10:40 読了時間:約570分(284,557文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 1,538 pt ブックマーク: 422件 評価人数: 91 人 評価ポイント: 694 pt |
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