異世界の塔に幽閉された訳ありの黒髪令嬢・カグヤは、夢を見ていた。 『いつか〝白馬に乗った王子様〟があたしをここから連れ出してくれるはず――』 予言めいた満月の夜。 ひとりぼっちのカグヤのもとにやってきたのは――白馬ではない様々な生物に乗った〝顔はつよつよイケメン！〟〝だけど中身は『……！？』〟の破天荒王子たちだった！ カグヤが過去の記憶を失っていることを打ち明けると、彼らはそれを取り戻す手助けをしてくれることに。 見た目と中身のギャップが激しすぎる王子様たちとの同棲生活は毎日がてんやわんや。 やがて彼ら王子たちの〝秘密〟も明らかになっていって―― はたしてカグヤは記憶を失くし、個性豊かな王子たちに振り回される生活の中でも、 小さな頃から憧れた〝真の王子様〟を見つけ出すことはできるのか？ 失われた記憶を巡って、暴走しがちなお姫様希望の幽閉令嬢（＝カグヤ）と、どこまでも破天荒なイケメン王子たちが繰り広げる異世界×破茶滅茶なスラップスティック・ラブコメディです！ 『お願い神様！　どうか〝まともな王子様〟を連れてきて――！』 【見どころ】 ・喜怒哀楽の激しいお姫様と個性豊かな王子たちによる、コメディ要素高めな掛け合い＆ロマンス ・ドタバタの中でも……最後はちょっぴり感動！？　などんでん返し展開 　などなど、楽しんでいただけると嬉しいです。 （他サイトにも掲載中）

俺、黒羽一斗(くろばね　かずと)は普通の日本の学生だった。 　なのに神様の手違いで死に。異世界に転移するなんてテンプレなことに。そしてさりげなーく面倒押しつけられた。なんだよ勇者って。俺やりたくないよ。しかも自分以外に二人もいんのかよ。 　 そして俺は勇者として転移した、森の中に。装備は・・・・ヒノキの棒。 ・・・・・まじ勘弁してください。