一万年前、魔族の国に魔王と恐れられた少女がいた。 　その少女は、日本で生きた記憶を持って生まれた転生者だった。 　そんな彼女はとある悩みを抱えていた。 それは―― 「彼氏が欲しい！　青春を謳歌したい！　つまりリア充になりたい！」 という（残念な）ものだった……。 しかし大きな問題が一つ。 それは最強無慈悲人でなし（魔族だから人ではない）思考回路がアホなどなど色々言われる彼女の唯一(？)の弱点でもある。 　彼女はリア充になりたいと心の底から思っているが―― 　彼女、コミュ障なのである。 　彼女は前世も含め『年齢=彼氏いない歴』の超非リア充。 　流石にそろそろ彼氏も欲しくなってきたお年頃（遅い）なのである。 　しかし彼女は魔王になってしまった。これでは恋愛など出来そうにない(相手がビビる)。 　彼女は苦悩の結果、転生し"普通"で"一般的"な恋愛をする条件を整えた。 　これはリア充になるために転生し奮闘する普通の(？)少女の物語────。 　彼女の嘆きが魔王城に響く。 　数多の敵を斃し、時には配下に加えて魔王とまで呼ばれた少女が叫ぶ。 「リア充になりたいっ！！」 　かくして彼女は転生したのだった――……。 ※ 　恐らくコメディ5割、ラブ2割、戦闘2割、シリアス1割ぐらいになります。 　更新不定期ですが、出来るだけ更新しますのでよろしくお願いします(o_ _)o 　いいな！頑張れ！誤字ってるよ！などなど気付いた事がありましたら連絡、評価お願いします！

桜が丘高校科学研究同好会は今日も科学実験に大忙し。 部長である俺、二階堂木蓮は個性的な部員たちに気苦労してばかりだ。 のんびりふわふわな副部長の鐙千夏。 元気っ子でトラブルメーカー、東雲秋葉。 冷静沈着、チームのクーラー東雲海音。 至って普通の常識人、臨城勇右。 そして我らが天才こと遠藤スバル。 このような面子だから化学実験で失敗して煙に巻かれたりと失敗もあるが、某日遂に異次元ワープ装置の開発に成功した。 と思いきやまたもやイレギュラーが発生。なんと異次元を通り過ぎ、異世界にまで飛ばされてしまうことに。 部員は散り散りになるし、魔王に拾われるし、更には死亡フラグが舞い踊る。 このどうにもならない詰みゲーを、有り余る現代知識と先駆的研究とチート能力で解決してみせようじゃないか！（主にスバルが） 科学×魔法×異世界レジスタンスの織りなす、ありそうでなさそうな冒険譚、証明開始！！ 「全く……どいつもこいつも面倒事ばかり持ってきやがる……」