周りの人間が魚に見える学生の彼が、同じ人間である彼女と出会う話。

60年代の有名な映画、『卒業』を観ての感想文。

　こんなおれなんて、深く埋めちまってくれ。

　オレンジ色の雨が降るのを、きょうも待ってる。

　見あげれば、まんまるの月。 　ちょっとぐらい、欠けていれば、まだ可愛気があろうに。 　あぁ、忌々しい。

過ぎる秋と、記憶の掌編小説です。 雪村真月/『深海で夢を見る人間はシュノーケル猫の夢を見るか？』の名義でNote様にも投稿しています。

習慣として、そして自分の足跡のためにここに残しておきます。 あらすじを書くのが下手な自分をお許しください。 なぜ、人間は余計なことを忘れることができないのでしょうか。 ただ、記憶を置いて旅立つことはできないのでしょうか。 そういう小説です。 雪村真月/『深海で夢を見る人間はシュノーケル猫の夢を見るか』名義でNote様にも掲載しています。

『それはあまりにも普通のことなんじゃないかって今は思うよ』 普通は何なのか。二人は立ち止まってしまった。 彼はその景色を忘れることができないだろう。そして、それは彼女もまた同じだった。 『人は見た目ではわからない』と言いますが、私や貴方は本当にそうだと言い切れるのでしょうか。 そして、それを受け入れられなかったら私達はなにを思うでしょうか。 自分が見ているものを裏切って、正しく受け入れることができるでしょうか。 雪村真月/『深海で夢を見る人間はシュノーケル猫の夢を見るか？』の名義でNote様とピクシブ文芸様にも投稿しています。 ※21/11/27に文章の変更を行いました

「僕は思っていることをただ単純に君に話すことにしたんだ。君に話したいことは山ほどある、だからこうして文章にまとめることにしたんだ。」 　幸せに過ごすというのは難しい。幸せは自分だけのものでは決してなく、家族や友達、恋人によって成されるものである。それを知らなかった、知らなかったから後悔した。そんな彼の手紙。自分勝手かもしれない。そんな彼の目の前、対面式ホームの向こう側に彼女が現れる。 ※この作品は作者サイト『深海とシュノーケルの猫』と私の大学サークルのサイトにも掲載しています。

周りが魚に見えてしまう僕と唯一魚ではなかった「彼女」の物語。人と違うこと、差別的であること、受容的であること、アイデンティティ。僕が僕であるために、彼らが彼らであるように。歩み寄れない僕の話。 　愚かなのは、本当は、誰なのだろう？

自分のHPに掲載の作品を推敲し、オリジナルの名称に書き直したもの。 　友人の死は、事実であるので　私の記憶が薄れないうちにと、再度推敲。 あらすじ、 　「　式根島で夏休みを過ごしに出かけた友人が、シュノーケル使用で水死　」