精霊の契約で不老になった冒険者レオ・セラナイトは王様の依頼を終えて自由となった。 「自由になったし、行ったことない場所に行くか」 長年生きている彼でもまだまだ世界を知らない、やりたいことが多い。そして約束を果たしていない。 彼と契約精霊は長旅の準備をする――。

――　荒野の果ての大樹が潰える時、新たな守り人が記憶を紡ぐ　―― 　大荒野の果てに悠久の時を紡ぐ古い森があった。人から忘れ去られたこの古森には大地の精霊達の祝福を受けたひときわ大きな古木が存在したが、この大樹はじき終わりの時を迎えようとしていた。 　古森の守り人であるヨナスはその事を夢占で知る。夢占では大樹の崩落を見届けるヨナスの傍らに、彼の知らぬ若い人影が寄り添い立っていた。ヨナスはおのれの見た夢が森の終焉と再生をあらわしているものと信じ、新たな森の守り人となる者を探すべく自らの分霊を旅へと送り出した。 ――　期間限定での公開　―― 最終話投稿後、一か月程度の公開を予定しております

「貴方はラスボスよ！」ソアセラナにそう言ったのは、自分を悪役令嬢だと言う公爵令嬢だ。彼女が何を言っているのかさっぱり分けらなかったが、ソアセラナは乙女ゲームのシナリオとやらをぶった切っているらしい……。「えぇ！　貴方、転生者じゃないの？」と悪役令嬢に派手に驚かれるが、相変わらず言っている意味が分からない。無視してさっさと逃げようと思ったら、ヒロインと攻略対象が逆ハーエンドになれば、悪役令嬢の斬首刑は回避されソアセラナも魔力が得られるらしい。「魔力が、得られる……？」六年前にある事件で魔力を失ったソアセラナは、何としても魔力が欲しい理由がある！　人の存在価値が魔力次第の国で、魔力なしのソアセラナが馬鹿にされてもめげずに、周りを惹きつけて奮闘します。 ２６話で完結予定です。戦闘シーンと怪我をする描写があります。よろしくお願いします。 あらすじ変えました。

幼馴染のリオに失恋したセラナは魔物が棲むと言われる、森の奥にある湖へ飛び込んでしまう。 それを助けてくれたのは、リオを射止めたエマの兄のリトスだった。