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作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N9725IP
短編 |
――トサッ
ゴングの音に遠く及ばないそのかすかな音が、あの悲劇の始まりの合図などとはその時、私たちの誰も思いもよりませんでした。
「お、おい、原口。そ、それ」
「……ふっー、出しちゃおっかな……本気」
「いや、そんなの外したって大して変わらないだろ!」
「どれどれ、お、おもっ!」
「嘘つけ! クソ軽いじゃねーか!」
「はははははっ、でもちょっといいなぁ、なんつったけそれ」
「アンクルウェイトだろ。うちにもあったかなぁ」
「ウエイト? ウェイト?」
「どっちでもいいよ。ま、この重さじゃ全然だな」
「てかあいつ、足遅!」
「はははははははは!」
体育の時間。校庭。五十メートル走のタイム測定。原口くんがおもむろに足首から取り外したそのアンクルウェイトを目にしたクラスの男子たちはそう言って原口くんをからかっていました。
でも、それから三日後の体育の時間のことです。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2024/02/13 11:00 読了時間:約6分(2,793文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 18 pt |
作者:青水/作品情報/Nコード:N9585GV
短編 |
体育の授業で50メートル走のタイムを計る。
僕のクラスには50メートル走自称5秒台の男がいる。彼が実際に走ったところ、タイムは『5,9』だった。しかし、これには裏があって……。
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: 日常 青春 ギャグ シリアス 男主人公 現代 ざまぁ 高校生 50メートル走 タイム測定 体育 詐欺 最終更新日:2021/03/21 18:05 読了時間:約14分(6,859文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 16 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 16 pt |
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