王国では忌み嫌われる黒髪黒目のクローディア１６歳。伯爵領の領主になりわずか２ヶ月で、家令が横領していたことを知る。 　父親が亡くなってからの４年間、叔父一家に虐げられ、やっと解放された矢先の出来事だった。 　証拠を押さえ追及すると、逆上した家令に襲われたが、そこに宗教画の天使の様な男があらわれ助けてくれた。 　ユージーンと名乗った男はそれ以外にも裏から手を回し、ずっとクローディアを守っていた。 　クローディアに婚約を申し込むことが、ユージーンの幼い頃からの願いだったから―――― 主人公が、ヒーローの一途な愛によって幸せを掴んで行くお話です。 ※主人公ではありませんが悲恋が入ります。 第１章「黒領主の婚約者」出会いから婚約まで 第２章「黒領主の旦那様」生立ちの謎と結婚まで 第３章「拐われた黒領主」完結しました 改稿版をアルファポリス様に掲載しております。