3Kと言われる介護職が転生したらエルフのお姫様？ 今世こそ最高に楽しむと決めるも、どう生きるか……。 エルフの村から出て外の世界に… 会いに行って欲しいと言われ、出会った新しい属性の精霊。 「私には楽しいとか悲しいという感情が分かりません」 感情が分からない樹の精霊。 楽しいと思えるようになって欲しい。 「私と外の世界に行こう。手伝って欲しいことがあるんだ」 次の世代の子どもたちの支援や、介護、看取りなどの概念が無い異世界で少しでも子ども守り、また、最後の時に後悔が無いように寄り添いたいと福祉を根付かせようと奮闘するエルフと仲間達。 異世界ならではの、種族による寿命の違いや価値観の違い。 出会いと別れ。 生きるとは？死とは？ 何を大事にしたいか、何を守りたいか。 あるエルフは託す事。 ある王様は信じる事。

魔王ルギナウスが地上に現れ200年。 人々は傍らに寄り添って生き抜くしかなかった。 にっくき魔王を打ち倒せるような人物を望み続けたのだ。 その甲斐あってか、とうとう勇者が現れた。 12柱の神々より祝福を受けた彼は尋常ならざる能力を持ち、魔王の城を指して旅だったのだった。 しかし勇者は幼い子供だった。 一人で旅は無理。そばには世話をする少女の姿があった。 ※これは遥彼方さま主催「夏祭りと君」企画、参加作品です。 ※この作品は「アルファポリス」にも掲載しております。