夜明け前の交差点に漂う数学記号やAI用語、そして音楽記号が織りなす奇妙な空間。そこで人々はスマートフォン越しに「バズる」世界を夢見つつ、いつしか幻の境界へと足を踏み入れていく。道路の先で歯車仕掛けのロボットがAI用語をリバーブさせ、雨粒の代わりに落ちてくる記号たちは通行人の靴裏で弾けて消える。すべてが溶け合い、夜空ではト音記号の雲が「ワンチャン」や「エモい」といった流行り言葉を呟く。やがて世界がグリッチのように崩れ始めるとき、数式も音符も一体となって謎の調和を奏で、現実は夢の迷路へと変貌を遂げる。かくして、数式・AI・音楽・言葉のすべてが交錯する終わりなきプロトコルの物語が幕を上げる。

あなたにお土産に渡したストラップ ト音記号のストラップ 音になって響けばいいと 願っているけど まだ音は鳴らない

ト音記号先輩とヘ音記号先輩が付き合ってるんだって。

©銘尾　友朗　ほっこり童話集　 kobito様のほっこり童話集の参加作品になります。季節のト音記号シリーズの最後の作品です。 秋の妖精ソリィーノは、ちょっぴりさみしがり屋。秋の妖精のお仕事をがんばりますが、そこへアリさんたちが現れて……。

季節のト音記号シリーズです。 夏の妖精は性格がそれぞれ。おこりんぼな子・いじわるばっかり言う子など……。 皆で海の奥まで行かなくてはなりません。 さて、どうなりますやら。 ©銘尾　友朗　

©銘尾　友朗　掲載日2018年 01月13日 14時56分　無断転載を禁じます。 『季節のト音記号』シリーズです。 春の妖精のプティーは、がんばり屋さん。 でも皆よりも体が小さくて、がんばってもがんばっても、妖精のお仕事が上手く出来ません。 でも、そこへ大きなミミズが現れて……。

©銘尾　友朗　掲載日2017年 11月05日 10時50分　無断転載を禁じます。 『季節のト音記号』シリーズです。 生まれたばかりの冬の妖精のルミルは、サンタクロースのお手伝いをすることになりました。でもルミル、お手伝いが苦手なのです。さて、どうなってしまうのでしょう。