ある月夜、美しき黒翼の青年シヴァが復讐の血に濡れた剣を手に、怨敵を焼き尽くす《霊具》を求めて精霊の国を訪れた。　 彼が転がり込んだ石牢に囚われていた精霊の少年ウルは彼を見て、突き立てられた刃のような運命を感じ、決意した――「僕は自由になる」と。そしてシヴァは彼の決意を受け「お前には利用価値がありそうだ」と囁き、笑った。　 これはつらく哀しい運命の下に生まれた青年シヴァと、不死の呪いと共に生きる少年ウルの旅路の物語。誘拐という奇異な出会いから二人は絆を深め、世界を変える予言の下で長い戦いが始まる。　　 ※戦闘シーン力入れてます。　 ※ご感想等いただけたら嬉しいです。いいね受付あり！　 ※2020.3.29　祝、完結！！

　河田直樹は生粋のボッチだ。いじめられてボッチにされたわけではない。俗世が嫌になってボッチになったわけでもない。只々、幼稚園児の頃から他人と仲良くなるセンスがなかっただけだ。——そんなボッチな高校生の直樹は、目を覚ますと、【小鬼】になっていた。そこは見知らぬ洞窟で、目の前では巨大な鳥人と鬼が怪獣大戦争を繰り広げていた。——孤立無援、この【地獄の迷宮】を抜け出す方法はさっぱりわからない。しかも、周りには勝ち目ゼロのバケモノしかいない【エクストラハードモード】。というか、無理ゲー。そんな中で精一杯生きるも、やがて限界が訪れる。直樹は絶望に塗りつぶされ、生を諦めかけ……その時、この世の存在とは思えないほど美しい女神様のようなモノと出会い……。——やがて直樹は、他の転移者や騎士、様々なモノたちを巻き込んだ壮大な陰謀の中心へ⁉︎ ボッチが……世界を、救う⁉︎ ボッチが……他人と、喋れる？　準王道異世界ファンタジー、ここに開幕！！！　　＊サブタイトル、あらすじもたまに更新します。　＊カクヨム様でも掲載してます。

　宝月（ほうげつ）学園に通う中等部三年の男子、花澤卯月（はなざわうづき）はいつも一人ぼっちで友達のいない学園生活を送っていた。 　ところがある日、なぜか生徒会役員に抜擢され、しかも他の役員は全員、銀河連盟という組織に属する宇宙人であるという秘密を知る。 　そして、普通の地球人であるはずの卯月にも、実は重大な秘密があり、それが地球滅亡への危機に繋がってしまう。 　俺様生徒会長、ツッコミ副会長、腹黒と不良の会計、ほのぼの姉弟書記、無表情会計監査、イケメン不器用庶務……色んな意味でバラバラな彼らは、果たして地球の危機を救うことができるのか！？