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作者:小針 ゆき子/作品情報/Nコード:N9567HP
短編 |
ザンダー王子はその知らせを受けて愕然とした。
なんと、結婚式当日に花嫁となるはずだった伯爵令嬢が姿を消してしまったのだ。
取り乱す重臣たち。そんな中、背の高い黒髪の書記官だけは冷静にこの場を切り抜けようとする。その書記官はザンダー王子の幼馴染で、侯爵令嬢のウィズだった。
戦地から帰ってきたばかりのザンダー王子は、彼女と再会した数日前のことを思い出す。女性にしては背が高すぎるせいで、ウィズはお見合いを断られ、由緒正しい侯爵令嬢にもかかわらず社交界の笑いものになっていると自嘲気味に話していた。そのせいで母の形見のウェディングドレスを着ることを永久に諦めてしまったのだと…。
ザンダー王子は気が付いた。戦地にいる間、自分は二メートル越えの筋肉ゴリラになっていたことに。…ということは、ウィズの身長を気にせずに娶ることができるのは、婚約者に逃げられ、彼女よりも背が高くなった自分だけではないか!!
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 身分差 ヒストリカル ギャグ ほのぼの 結婚 王妃 王子 ヒーローは筋肉ゴリラ 最終更新日:2022/05/09 02:13 読了時間:約11分(5,446文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6,848 pt ブックマーク: 323件 評価人数: 713 人 評価ポイント: 6,202 pt |
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