人間との戦争は魔族の圧勝に終わり、魔族・ヴァルディは聖女を捕虜として手に入れた。神託などと抜かして魔族に戦争を仕掛けた傲慢な聖女を、泣くまで虐めてやるためである。 　だが、さあボロ雑巾にしてやるぞと対面した聖女は、すでにだいぶ死んだ目で三角座りをしていた。 　不遇の人生で疲弊した聖女と、ギャン泣きさせるつもりだった聖女が不憫過ぎて励ましにかかる魔族による、ほのぼの捕虜ラブコメです。

元没落令嬢エステルは、トラウマ持ちの修道女見習い。 上流貴族の嫁になるべく、母から厳しくしつけられた結果、愛されることと嫌われることを極端に恐れるようになってしまった。 ナナリス教の修道女に恋はご法度。 修道女になれれば、告白が引き金となる発作からも解放される。 そう期待していたのに、近衛騎士であるオーウェンがエステルの心をかき乱し、やがて彼から告白だけではなくキスまでされてしまう。 おまけに「賭けに負けた貴女は一週間、僕と同棲してもらいます」なんて、告げてくるものだから、エステルの心はトラウマの不安と、オーウェンの愛情表現とで乱れに乱れて……。 元令嬢のワケアリ修道女見習いと、執着強めな近衛騎士の、甘さたっぷりのハッピーエンドなラブストーリー！ ※長岡更紗さま主催の「騎士コンビと恋愛企画」参加作品です。

【第10回ネット小説大賞コミックシナリオ賞受賞】《comico様でコミカライズ連載中です》 没落貴族のアナベル・コレットは、ある日、国に平和と豊穣をもたらす「瑞花の乙女」だとして王都にある大聖堂に召喚される。そこでは、アナベルの幼馴染で初恋の人であるフェリクスが教皇の座についていた。3年ぶりの再会に心を弾ませていたが、久々に会うフェリクスの態度は素っ気なく、またその側にはもう1人の瑞花の乙女候補だとして美貌の伯爵令嬢ベアトリスが侍っていた。自信を失くし、失恋を確信して落ち込むアナベルに、第二王子のヴィクトルが接近してきて……。

ギルドの組合員タリムは、職員のロイと組んで荷物の宅配の仕事を受けた。簡単な仕事だったはずなのに変な騎士はついてくるし、命は狙われるし、なんだか面倒なことになってきた。 レベルカンストしてるのに、アビリティ0の二人は前途多難。 １４話で一章完結済み。 二章完結済み。 三章準備中です。 ヒロインがポンコツなので別の人視点の話になると、情報量が増えます。

「あなたは悪役なのですよ」 執事のユダのその一言に、ユリア・ホーク・アンバードは歓喜した。 ならばなってみせましょう、立派な悪役令嬢に！ 彼女の悪役を目指す日々が始まった。