王立総合魔術研究所にて執り行われる、先端勇者召喚技術評価実験。従来よりも強化された『洗脳勇者召喚』に巻き込まれた切田くんは、偶然のめぐり合わせによって洗脳をまぬがれ、ひとり敵中に孤立している。 　取り囲むのは、分厚い壁と鉄格子、せせら笑いと冷たい権力。 　共にいるのは洗脳済みの『勇者』と、暴走する『聖女』。頼みはいささか頼りない、パワー不足の３つの『スキル』。まともに動けるのは君だけだ。 　あけすけな悪意と澱んだ善意、好意を騙るは依存と執着。次から次へと寄り付く猫かぶり。手札が弱く限られるとも、考えと立ち回り、廻り合わせを噛み合わせれば、それでも勝てる強さを示せるはずだ。 　さて、どうする？『賢者』切田くん。 ※カクヨムにも掲載しています※

　――恥の多い執筆生活を送って来ました。 　まただ。またわたしの長編が、読まれなかった……。 　お前の作品なんて、所詮テンプレ成分の寄せ集めだけなんだよという哀しいお知らせである。 　タイトル・あらすじを見直しては、完結作品を改稿する。 　そうやってゴミを読み物に見立てあげようと、無駄な足掻きを続けながら自分は長編と短編を書いている。 　作者には小説が分からない。 　だから、人様の執筆関係のエッセイを読んでは、自作の冒頭謎ポエムやクソ前書きを自覚しては赤面し、ホットスタートやキャラシートの存在を知り驚愕した。 　嘘でしょっ！！　そんなこと、全然全く知らなかったよ。 　書きたいを誰かに届くものにするのは難しい、そういう赤裸々な記録です。

ξ˚⊿˚)ξ ＜なまこ教授がホットスタートについてお話しするよ。 論って書いてるけど論文でもなんでもないよ。