東京都中央区日本橋。 　高層ビルが林立し、高級ホテル、一流企業のオフィス、おしゃれな飲食店、モードなファッションを扱う店などが存在する場所。 　まさに東京といったこの場所に、時代から置き去りにされた一軒の喫茶店がある。 　 　メニューはいたってシンプルだ。 　ミックスサンド 　オムライス 　カレーライス 　ナポリタン 　ピラフ 　チョコレートパフェ 　プリン・ア・ラ・モード 　クリームソーダ 　ドリップコーヒー 　アイスコーヒー 　ココア 　紅茶　　etc. 　店内は喫煙も可能。本日も看板を出して営業中。 　あぁ、一つだけ、普通の喫茶店とは違う部分がある。 　――この喫茶店の店長は、ねこだった。 ※本作はカクヨムにも投稿しています

　その女は、カレーライス作りにだけは自信があった。 　友人知人、果ては会社の同僚にまで、その手作りカレーをふるまってはひどく喜ばれ、褒められてきたのだ。 　だから年下の彼と付き合い始めた時も、初めて彼を家に呼んだ際には当然カレーを作ってごちそうした。－－しかし。彼は微妙な顔をしてカレーを残してしまったのである。 　彼女はショックを受けた。人にカレーを残されたのは初めてだった。 　「次こそ絶対にカレーをおいしいと言わせてみせる」彼女は彼にカレーを改良してふるまい続けるようになる。彼女の苦闘が始まった。

暖かくなってきて窓を開けるようになると色んな香りがするようになります、誰かさんのお家の献立が見てもいないのに丸わかりな話。

バイト先でリアル過ぎる旧日本兵の幻覚と遭遇した自称Youtuberのぼく。彼らが食したライスカレーとは・・・・・・。 戦後マレーシアに残った旧日本兵を題材にした作品です。良かったらご一読ください。

酒場で「最強」について語り合うおっさん達の話です。さて本当に強い奴は誰なのか？

鉄の胃袋の持ち主で、ありとあらゆるものをモリモリ食べた種田山頭火。 大根、豆腐、うどん、ビフテキ、ライスカレー、そして言うまでもなく酒…、彼の胃袋に消えたそれらはすべて俳句へと生まれ変わった。

ある日異世界に召喚された森田雅也。 彼が授かった能力は、手からカレーが出せるというものであった。 今――スパイスの香り漂う大冒険が始まらない。 ※カクヨム様にも投稿しています。