”富士の樹海より、もっと良い森がありますよ” これが、はじめて聞いた声だった。 俺は、うっかり、この声に釣られてしまった。思えば、最初から終活サポートだった。 ヒロインが死んで絶望する中、異世界から、自称”娘”が、やってくるところから話が始まります。 が、基本的には、妻の願いを叶えるために頑張るお話です。 なぜ終活をしなければならなくなってしまったのか、その理由が明かされていきます。 ※”加齢臭と転移する竜”の横浜編切り出し版です。 長大な話の一番暗いところから始まりますが、『一番暗い』のレベルがこの程度です。 氷河期初期世代の人の話なので、その世代でないとわかりにくい部分があるかもしれません。