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作者:藁志田美姫彦/作品情報/Nコード:N1650EZ
短編 |
時雨の夜。お手伝いが帰宅して一人となった老女流歌人が独酌している。幻聴や幻覚に悩んでいたことが現実に起こる。仕出し屋の少年が注文の豪華な弁当を届けに来るが、いぎたなく毒舌を吐いて帰す。肥満体の飼い猫が餌の臭いで歌人の叔母に来て、歌人と料理を取り合う。時雨は霙に移り変わる。歌人は亡夫が生前に隠していた春画を描いた絵ろうそくに火を点す。ろうそくの絵にはギリシャの神が若き女性を犯す絵が描かれてあり、それは亡夫の歌人に対する呪いとも思われた。大きな地震が起きる。肥満体の猫は行方をくらまし、絵ろうそくに描かれた春画から……庭はすでに白雪が降り積もっていた。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 異世界転生 時雨 霙 白雪 短歌 情死 化け物 絵ろうそく ヴァイロスの絵 地震 牛頭馬頭 最終更新日:2018/09/01 20:33 読了時間:約46分(22,759文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 13 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 9 pt |
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