―――そこは人と魔が共存する世界。 人は己が覇権を取るべく同族とすら戦いに明け暮れていた。 そんな世界で二人の少女は己の目的の為に強力な僕を召喚しようと思ったのだが………召喚されたのは異世界の魔王。 人の身で魔王へと至り、人を超えた男。あらゆる苦難を打ち破り頂点へと至った覇者。 魔族と人が争う世界に降り立つ魔王は二人の少女と共に踏破すればどんな願いも叶うという７つの大迷宮を巡る旅を始めた。 その中で少女達は少しずつ世界の真実に触れていく。 ７つの迷宮。 異世界からきた勇者。 初代勇者の血を引く者。 ―――そして、この世界にあるもの。 自らの目的と……… そして蘇ろうとしている魔神から世界を守るために。 少女達は武器を取る。 この物語は２人の少女と呼び出した最強魔王から始まった物語である。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 感想質問誤字脱字の指摘いつでも歓迎しております。 是非是非お願いします。

「ーー特攻でありますか……」 昭和二十年　西暦一九四五年　十月二十日。大日本帝国『神風雷神特効部隊』は米軍の敵艦に零戦での特攻作戦が命令された。 敗戦濃厚な絶望的状況にも関わらず『神風雷神特効部隊』は誰の為か分からないまま特攻し死んでいく。 隊長　平　吾郎|(たいら　ごろう)はこの馬鹿みたいな現実に絶望し、かつて共に戦った仲間の遺品を抱え戦争の無い平和な世界を望みながら、敵艦に撃墜した。 閃光に輝き、散った平吾郎は目が覚めると見知らぬ天井に、知らない異世界。 異世界であろうが、平吾郎の気持ちに反比例して絶望的な戦争を各国で行っていた。 そんな彼に与えられた魔道兵器『魔道兵器X Xー零ー零式』 通称『殺さずを誓った』機体に認められて平吾郎は戦争を止めるべく再び立ち上がった。 『ーー戦争の無い、争い無い世界を、俺は創りたい！！』

ある悪魔が目覚めた。 美しい七枚の翼を広げ、【魂だけが漂う世界】より飛び出した悪魔は輝く世界を目にし、見いられた。 ある少年は誓った。 世界を守りたいなんていわない。ただ、自分にとって大切な人だけでも救うのだと。 それが始まり。 人とは、なんだろう。 何故、人ではないのだろう。 そんな疑問に世界は答えず、自ら定めるしかない。 ではこれは試練なのだろうか。 様々な思惑が交差する中で、世界は進む。 人が、栄光を望むが故に。

これは「深紅蒼炎の覇王碧眼」の主人公である月神優翔の過去の物語。 いったい彼に何があったのか。どうして《暴走》し、《月神》となったのか。 誰も知る事のない物語のベールがいま、はがれる。