ある女が転生し、こちらに来てから十二世紀程後の世界。 国は別れ、それぞれの文化を築き、七体の悪魔が統べる【摩天楼】の攻略に勤しんでいた。 比較的平和だったその世界である事件を発端に、平和は崩れ去っていった。 国が滅び、国が生まれ、また新たな国が滅ぶ。そのような悪循環の中、突然現れた国が世界を変えた。 「強く、気高く、美しく。弱きものにはその手を、強きものにはその剣を。我らは世界の抑止力とならん」 この声が聞こえれば逃げなければならない。 そのメイド長から逃げ果せることなど出来ないが。 数人？ 小隊？ 軍隊？ それでは足りない、あのメイド長を止めるには。 最強の剣？ 最強の魔法？ それでは弱い、あのメイド長を倒すには。 天に拳を突き上げて、大地に足をめり込ませ、 敵を見据えて名乗りを上げる。 「お初にお目にかかります。私はレヴィ、嫉妬の悪魔レヴィにございます」

　生前の罪を浄化する地――煉獄―― 　この地を司る七体の悪魔の“暇潰し”によって、ゲームは幕を開ける。 　目的は一つ。 相手を殺し、剣を奪う 　ルールはなし。剣を奪うなら、どんなことだろうと許される。 　そんな非情なゲームが始まりを迎える。

『――お前は生まれるべきではなかった』 幼少の頃に受けた、生きることに対するトラウマを抱えた少年、朝霞しいなは、 ただ、堕落しきった、 退屈な日常を送っていた。 そんなある日、彼は偶然『世界』に触れる。 偽りの世界に・・・。 『楽園にようこそ』 輝く天使は唄う。 『偽りと穢れに満ちた世界に終止符を打とう』 堕ちた黒い天使は耳元でいとおしそうに囁く。 罪を司る七体の悪魔は共に叫ぶ。 『自分たちは贖うのだ』 と。 全てを見据えた反逆の瞳は誓う。 『偽りの神を殺す』 と。 そして少年は祈る。 ――世界よ、滅べ・・・。 -The Last Testment- はじめましての方もお久しぶりの方もこんにちは。 BELPHEGORと愉快な悪魔たちの一員、本書の作者BELPHEGORです！ 拙い作品ですが、読んでいただければ幸いです。 あと他のめんばーの作品もよろしくです。 (皆面白いよ！) (祝)！！！ PV200！！！ 皆様ありがとうございます！ ＼(^_^ ) ( ^_^)／