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作者:花宵/作品情報/Nコード:N2736ET
連載中 (全57エピソード) |
※11/20(水)、コミックス単行本1巻が発売します!
「この俺が婚約者になってやるのだから、光栄に思え」
初顔合わせで侯爵子息ハーネルドの放った言葉に、伯爵令嬢のフォルティアナは齢十歳にして『結婚に必要なものは忍耐』と悟り、結婚に理想を抱かなくなった。
フォルティアナが十五歳を迎えた頃、大人の仲間入りを祝う華々しいデビュタントの日、婚約者のハーネルドを巻き込み盛大にダンスホールで転倒してしまった。
この失態をきっかけに、怒鳴り込んできた侯爵により婚約は破棄され、『どんがめ姫』という不名誉な汚名を授かることに。
汚名を返上しようとひたすら二年努力するも、誰もフォルティアナとダンスを踊ってはくれない。
パーティ会場で元婚約者のハーネルドに暴言を吐かれ、その場にいると涙をこぼしそうになったフォルティアナはそっと会場を抜け出した。
人気のない庭園で、フォルティアナは普通の人には見えない『光る人』に声をかけられる。いつもなら両親の言いつけを守り、気付かないフリをして相手にしないのだが、その日はそれが出来なかった。誰でもいいから、話を聞いて欲しかったのだ。
フォルティアナの話を静かに聞いていた『光る人』である青年は、跪いて手を差し出す。
「僕と一曲、踊ってくれませんか?」
青年にリードされ、フォルティアナは失敗する事なくダンスを立派に踊りきり、苦手だったダンスの楽しさを知った。
自分が何者かも分からないという青年に、フォルティアナはリヒトと名前をつけてあげた。
それから王城でリヒトに秘密のダンスレッスンをつけてもらうようになり、いつしか彼に淡い恋心を抱くようになっていた。
そこへ元婚約者のハーネルドが現れて、あの時のリベンジをしたいと言う。
見事汚名を返上することに成功したものの、その日以降、リヒトは庭園から姿を消してしまった。
実はその青年、療養中の第二王子で――
※これは、婚約者に皮肉を言われ続け結婚に理想を抱かなくなった伯爵令嬢と、初恋を拗らせてやらかした過去を挽回しようとする侯爵子息と、その二人を面白おかしく眺めながら隙あれば横からかっ攫おうとする王子様の三角関係なお話です。
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【第1回BKコミックスf令嬢小説コンテスト】にて【佳作】を頂きました。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 西洋 ハッピーエンド 身分差 特殊能力持ち女主人公 婚約破棄 三角関係 不器用な侯爵子息 猫かぶり腹黒王子 魔女の一族 隠された秘密 シリアス要素あり コメディ要素あり コミカライズ R15 残酷な描写あり 最終更新日:2024/11/20 16:39 読了時間:約430分(214,764文字) 週別ユニークユーザ: 1,225人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 9,080 pt ブックマーク: 3,475件 評価人数: 247 人 評価ポイント: 2,130 pt |
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