＊＊＊5/6 20:00 第一章 完結章 投稿＊＊＊ 5歳の少女ラキは、小さな村で老夫婦と共に、ささやかな幸せを感じながら暮らしていた。 それはごく当たり前の、けれどかけがえのない幸福だった。 しかし、そんな日常は突如として終わりを迎える。 ラキの前に現れたのは、“死神”――彼はラキを不幸のどん底へと突き落とそうとする。 それでもなお、ラキの中に確かに灯る希望に気づいた死神は、彼女の身体を乗っ取り、さらなる不幸を与えようとした。 こうして、「世界で一番不幸な少女」となったラキは、奪われた“当たり前の幸せ”を取り戻すために、死神の力を借りながら旅を始める。 「不幸の骨頂を目指そうか。」 「死んでも嫌。」 ＊残虐な描写あり／サクサク読める(各話平均1000文字)＊