統一歴５６０年――。 　三か国を治めるオーウェン連合王国国王カールは、大軍を率いて西上。ガーランド商国に襲い掛かった。 　この時。剣の達人である傭兵シンカーはオーウェン王国側で参戦。残念ながら、戦い自体は敗戦してしまう。 　だが逃亡の途中、ならず者に絡まれていた王女様を救出。その功績で、彼は王国に騎士として取り立てられた。 　彼はそれを足掛かりに出世していく。時に敵に勝つためには汚い計略を使ったりと傭兵ならではの戦いを展開。順調にスピード出世を果たす。 　そして、遂に小さな領地を得る機会に巡り合う……。 　だが、その領地を得る条件とは、反乱を起こした領主の娘と結ばれる事であった。 【表記方法】……１人称 【世界観】……中世・近世ヨーロッパぽい世界感 【魔法要素】……極めて控えめ 【チートレベル】……控えめ 【ハーレム要素】……ぼちぼち 【一言】……読みやすさ重視の戦記ものです。

ヴィエラキ大公国の大公女リーシアは、自国の民を守ることを使命としている。 初代様より受け継いだ強大な力を持つ彼女は、敵に対して容赦がない。 ところが、父の「小言」には、めっぽう弱い。 その結果、侵攻してきた敵国の国王を下僕にするはめになってしまう。 リーシアは家族と自国の民以外に興味はなく、外の世界をほとんど知らない。 そのため、ことあるごとに勘違いと誤解が生まれ、彼女は悩み、下僕も悩み。 その悩みさえも噛み合わない始末。 そんな毎日を送る中、大陸の２大勢力の狭間で面倒事に巻き込まれていく。 リーシアは思う。「西も東も、いけ好かない連中ばっかりだわ！」 　 　 ------------ 中世・近世の西欧風ですが、それっぽいだけです。 オーバーキル ・ゲーム用語的意訳：瞬殺 ・一般用語的意味：やりすぎ ※カクヨムサイトでも公開しております。 　

アナベルは十五で、父親よりも年上の伯爵トマス・レイモンドに嫁いだ。恋愛結婚ではない。父親の遺した莫大な借金を肩代わりしてもらうかわりに、買い受けられたようなものだった。 十年たって、夫は亡くなった。クリスマスにほど近い冬の日、アナベルは、義理の息子ジュリアンに伴われ、初めて夫の領地であるファーンデイルに向かう。そこで彼女が知った真実とは。 アンリ様主催「クリスマスプレゼント企画」参加作品です。 全１４話、完結済。 親子、夫婦の死別に関する記述が含まれます。苦手な方、今のコンディションで避けたいと思われる方はご留意ください。 本作は、ヨーロッパ風の架空の世界を舞台にし、カトリック風の宗教を登場させた創作であり、現実の中世・近世ヨーロッパやキリスト教とは習慣や規律がやや異なります。ゆるやかな視点でお楽しみくださいませ。

国立の附属幼稚園に勤めていた伊勢真梨は、気づいたら道路にできた穴に落ちました。落ちた先は異世界のフィルディ王国のエディハム家の庭。やり手の商人エディハムさんに拾われ、とりあえず居候生活開始しますが、異世界に慣れたら自立したい。前職を生かして先生にと思っていた真梨ですが、えっ、ここには幼稚園はないの？思わぬ方向に話は進み……でも流されません！幸せは自分の力でつかみます！