＊この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。また、この作品は刀系魔法少年の人生譚の再編集版となっております。 さらに、掲載してから矛盾点を発見し次第、随時修正しているので、時々見返していただけると助かります。 今から約100年後の世界。 変わりに変わった地球には魔法が存在するようになっていた。 空に亀裂が走り、異界の者からの襲撃によって、大幅にその数を減らした人類は、異界の者との協定を結ぶ事によって、事無きを得た。 そうして得た平和な世界に、ある一人の少年がいた。 名は月夜見 冷夏。年は７。絶世の美少年だ。 そんな少年の８歳の誕生日の日、事件は起きた。 それは少年の運命を大きく動かす出来事であったが、やがて世界の命運をも動かしかねない事態へと発展していく。 これは、過酷な運命を背負った1人の少年の人生、その一部を描いた物語である。