百瀬倫太郎は病気で入院している小学生の義妹の入院費を稼ぐ為に昼は大学へ行き、夜は工事現場でバイトをするという生活を送っていた。ある夜、信号無視の車に轢かれて彼は魔物が蔓延る異世界へと転生してしまう。 　鬼人族と言われる種族に転生し、アルバルトと名を与えられた彼は第二の人生をスタートするのであった。 　平穏だった筈の日常は魔王の復活により崩され、心に復讐を誓いながら彼は行方不明の両親を探す為に旅に出る。 　そして少年は破壊を繰り返す魔王を倒す為、仲間達と共に精霊の力を貸して貰いながら各地の問題も解決していくのだった。 　鬼人族の幼馴染や親を失った獣人族、女神の祝福を受けた選ばれし聖女、敵である魔族の子供などの様々な種族を引き連れて彼らは決戦へと望む。 　果たして勝つのはどちらの陣営か。人種の対立、魔族の襲撃、裏切り者の存在などを薙ぎ倒して今日も前へと突き進む。 　　旅の果て、彼らに迎える結末は……これは君を探す物語。