今から数十年前、世界にダンジョンと呼ばれるものが発生した。 ダンジョンが出現したことにより、世界は大混乱に陥る。 そして、ダンジョンが発生した同時期…一部の人間に発覚した異能と呼ばれる超能力、異能者と呼ばれる者が誕生することとなった。 ダンジョンが現れた当時は世界は混沌に包まれていたが、次第に収まり、逆に人々はダンジョンの有益さに気付く。 新たなエネルギー、未知の素材…現在のエネルギーの恒久化を実現させる存在…俗に言うダンジョン資源に目を向けたのである。 そして異能者を主導とした人々はダンジョン資源を持ち帰り、中に潜む敵対者、モンスターを狩る職業…ダンジョン攻略者が生まれることになった。 主人公はそんなダンジョン攻略者を家の金銭的な事情により目指す事となった特別家族愛の強い少年、桐崎護。 これから少年は様々な経験をするだろう。そして、過去の因縁とも…。 理不尽なものを見て、聞いて、体験して…少年は傷だらけとなりながら今を生きる。 その時、少年はようやく知るだろう。家族愛の他に、大切なものがあることを…。 ──これは、過去に絶望し、現在を尊び、未来に想いを馳せる…傷だらけの少年の物語である。

追放されて逃げた先で魔術を研究していたケントは「世界の真理」を解明する。 この世界を救うには、今いる世界を複製してその神となることが 必要だった。 複製世界の神となり人々を救う物語である。 ――――いくつもの世界が交差する時、物語は動き出す。――――