ぼくは、公園に住んでいる。

ドラム缶型鉱物生物は宇宙をさまよっていた。 故郷の星を壊されて、自分の中に溜まっている白濁汁を飲んでくれる人がいないから溜まる一方。だがしゃべるドラム缶なんて気持ち悪くて受け入れる人なんかいなく、永遠にさまよう一方である。 グルグル回っていると、ある商戦にぶつかってしまい。ついに動けなくなった。だがそこで出会った水が余ってしまった商人に経済的に復讐しないかと持ち掛けられた。

ツノコンプレックス。

　そいつは何者かは誰も知らない。わかっているのは宇宙から来た貪欲な食欲を持つ怪物であることだけだ。 　とびらの様の人外短編企画作品です。

とある企画開催中の企画主のつぶやき。 Twitterでやれっていう話なんですけどね。

　宝物しか愛せない孤独な竜が住む険しい山に、ある日、一輪の花が咲く。 　花には、お喋り好きで、好奇心旺盛な花の精が宿っていた。 　ずっと宝物しか愛せなかった竜は、花の精と出会って本当の愛を知る。 　とびらの様主催【人外短編企画】の参加作品となります。 　ハーメルン様とのマルチ投稿です。

死のうと思って遠方に旅行に来た主人公（女）が、酔っ払ってうっかりやらかすお話だよ！！ 中身には一人称だぜ！！ 個人企画【人外短編企画】寄稿作

蜂の少女は夜の森で、シベリアンハスキーに出会った。

僕の家には、先祖代々伝わってきたアンドロイドがある。だから、長男である僕もまた、幼少期を彼と過ごしてきた。

　王国に属する二人の聖女。 　一人は勇猛果敢な【武勇の聖女】セディラ。独身、行き遅れ。 　もう一人はセディラの妹分で【慈愛の聖女】ミルラ。イケメン勇者な彼氏持ち。 　セディラはミルラと共に、持ち前の戦闘センスで数々の戦いを勝利に導いてきた。だが、それが原因で女性として見てもらえない人生を送って二十五年。 　けれどもそんなセディラの前に現れた、黒衣に身を包んだ麗しの男性が現れる。 　しかしその男は、セディラが討伐したはずの『邪竜王ファヴニール』だと名乗り、何故だか猛烈に求婚してきた。しかも、ちょっと言動が騒がしい。 　セディラの運命の相手は、果たしてこの男なのか⁉︎

おじさんに一目惚れした変身下手なスライムは、『つがい』になることを迫るがフラれてしまう。 猫の姿なら一緒に暮らす許可が降りたため、スライムとおじさんはゆったりとした幸せな日々を過ごすことに。 しかし、永遠に続いてほしい暖かい日々は、ある日突然おじさんが勇者に殺されかけたことで崩れてしまう。 おじさんの命を守るためには、勇者にもう一度魔王を倒させる必要があるらしい。 おじさんとの幸せな日々のため、スライムは勇者に倒される魔王になる覚悟をする。

晶（あきら）が生まれ育った村では、祀っている祠を開けてはいけないと言い伝えられていた。 けれど、幼馴染に唆されて、晶は祠を開け、中にあった鏡を見てしまう。鏡から出てきた異形の化け物は、晶が慕わしく思った人をひっそりと、次々に殺してゆく。晶は化け物の人殺しを止めるため手を打つが、道半ばにして死ぬ。愛されることを求めていた化け物を残して。

一人の少女が一人の吸血鬼に出会い、別れるまでの話。

田舎の男爵令嬢でありながら第一王子の婚約者になってしまった私だが、選ばれた理由が意味わからないし、婚約者である王子はろくに話すらしてくれない。約束だったあちらから時間指定したのになかなか来ないし……。今日も今日とてお城のわんこに顔を埋めながら「婚約解消したい」とぼやく。（モードレーフ王国シリーズ1）

　最弱種である、フラットドラゴンを主人公にした童話風の物語。 　主人公は軽量で平べったい体型の飛ぶことぐらいしか出来ない戦闘力皆無の弱小ドラゴンであり、さらに翼を痛めたことで飛ぶことも出来なくなってしまう。 　魔女から聞いた、"何でも臨んだ姿になれる"《紫の宝玉》を求めて徒歩で旅に出るのだった。 ＃とびらの様の企画、《人外短編企画》に応募するために投稿します 　なお、タイトルや内容は、"誰かこんな小説を書いてくれ【嘘作品紹介】"/椎乃なない様より、参考に致しました

川の王と呼ばれる大魚がいた。 川の王は人間に釣り上げられて魚生最後の晩餐会を開くことになった。川の王は最後の時でさえ怖がらない、むしろ川の王はなぜ自分が川の王となったかを人間たちに聞かせるぐらいの度量を持っていたのだ。 なぜならこれは自然の摂理なのだから。

おとなりさんは変わってる。 ある日、ベランダに出るとおとなりさんと会った。 おとなりさんはいつもベランダに居て、おしゃべりで、甘いものが好きだ。 おとなりさんは大きな目があって、毛むくじゃら。 人間じゃないけど、動物とも違う。……多分。 わたしが出会ったおとなりさんとの、不思議な交流のお話。 ※とびらの様主催の【人外短編企画】の参加作品です。

天才魔法使いを母に持つ、十歳の少年シオン。 ある朝、彼は忍び込んだ母の書斎で、セラという名の美しい少女と出会う。 その風変わりな言動に戸惑いつつも、なりゆきからシオンは、彼女と行動をともにする事になったのだが……。 寂しがりやの少年に訪れた、小さな変化と成長の物語。 とびらの様主催「人外短編企画」参加作品です。 素敵な企画を開催していただき、ありがとうございます。

産まれた時から精霊王の妻になることが決まっていた妹のティターシャは紙切れ一枚だけを残し、突如として姿を消した。

新しい神の誕生。 人は神に問う。 何故に我は死ぬのかと。