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作者:よぎそーと@現在ファンティアに小話を投げ込んでる/作品情報/Nコード:N4148JY
連載中 (全86エピソード) |
【あらすじに、一話の前半部分を出してみた】
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「ん?」
篠森イツキの頭に音が響いた。
リーン、と。
この瞬間、イツキには様々な事が見えるようになった。
同時に察知した。
このままここにいては不味いと。
いずれ悲惨な結果に陥ると。
その様子がありありと見える。
実際にそこで何かが起こってるわけではない。
だが、これから起こる出来事がイツキの目にうつった。
死んでいく者達が。
暴れ回る怪物が。
妄想なら良いがそうではない。
確実に起こる現実だとはっきりと分かる。
だからおそイツキは最適の答えを求めた。
その瞬間に新たな道が見えてきた。
扉から静かに教室を出て、廊下へと進む。
その先に未来が開かれている。
生き残るにはそうするしかない、そんな確信がイツキの中に生まれる。
裏付けなど何もないにも関わらず。
だが、イツキは示された道を踏んでいく。
他の者が外に気を取られてる間に。
気づかれたら最悪の事態に陥る。
そうなる前にイツキは教室から出ていった。
ゆっくりと扉を開いて。
音をたてず、己一人が通れる隙間を作って。
廊下へと静かに出ていった。
「さてと……」
教室から誰にも知られる事無く抜けだして。
あらためて廊下に目を向ける。
そこには進むべき方向が示されていた。
安全に確実に生き残れる方向が。
その通りに進めば、安全は確保される。
これまた根拠の無い確信だ。
だが、理由など問うてる場合ではない。
ゆっくりと静かにイツキは歩いていく。
これからの地獄を生き延びるために。
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突然、様々な事が見通せるようになった。
これから起こる事が見えるようになった。
なにをすれば良い結果に向かえるのかも。
地球がオーロラでおおわれ。
人が怪物になったのと同じ時に。
生き残りをかけて、安全な道を歩んでいく。
それでも避けられない危険を迎え撃ちながら。
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ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: シリアス ダーク 現代 チート ハッピーエンド 超能力 人間の怪物化 勧善懲悪 自業自得 因果応報 R15 最終更新日:2025/05/08 20:00 読了時間:約237分(118,040文字) 週別ユニークユーザ: 188人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 196 pt ブックマーク: 98件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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