過去のトラウマが原因で、笑うことが出来なくなったフィオナ。通称・鉄仮面姫。 「ねぇ、笑ってよ」 　彼女に優しく笑いかける、微笑みの麗人。なぜ、わたしの家にジルフリード様が？ 　正反対な二人とその周囲の恋物語のはずーー。

燃え盛る炎の中、私は思い出した。 元大女優にして、監督業、プロデューサー、脚本家など裏方も極めた"大黒咲子おおぐろさきこ"としての人生を…。 まさかの前世の愛しい娘が今世では弟になっていて?! さらに娘が前世でやってた乙女ゲームの隣の国だと?!どこだよ← 私が転生したからには… お父様からの執愛を断ち切り、弟に王位を継がせ、隣国から戦争好きの国との認識を打破する!! あと、魔法があるのにエンタメ業界が発展していないなんて…ありえない!! 問題山積みだけど、とりあえず今の火災現場から抜け出したい!! 最愛の弟を王にするために、前世の知識をフル活用し仮面を手に暗躍します！そんな仮面姫の物語。

刺繍靴を履いて生まれた姫は、長いローブと仮面を着けて孤独に育った。 心を許せるのは、庭園で出会った庭師の少年だけ。 幼い二人は惹かれ合うが、少年は身分差をわきまえて姫を諦めていた。 姫の十二才の誕生日パーティーで、彼女の正体は魅了の魔力をもつ妖だと判明する。 制御出来ない力に翻弄される姫。魅了され狂っていく人々。 姫を守る役目を担った少年は自らも妖となって傍に控えるが、姫とは結ばれない運命を課せられてしまった。 仮面の下に隠された姫の魔性と、姫に魅せられて行く人々の物語です。 ※視点が多いです。 著者:梨鳥ふるり

シャリエ公爵子息であるアルフレッドは、整った甘い顔立ちのせいで性格を勘違いされやすい。その日も恋人をたぶらかしたと勘違いされ、修羅場になっていた。 そんな時、仮面をつけた怪しい少女に遭遇する。『仮面姫』と呼ばれるレミュザ伯爵令嬢ミシェルは、社交界に出たばかりの頃顔を焼かれ、そのやけどの痕を隠すために仮面を身に着けるようになったという。 運のない青年と、顔がかかわらなければ冷静な少女の恋に発展するかもしれない話。