生まれながらに「呪われ姫」と呼ばれ、誰からも恐れられてきた王女リュシアンナ。 触れた者に災厄をもたらすと忌み嫌われ、孤独に閉じ込められた日々――。 そんな彼女の前に現れたのは、常に仮面をつけた宮廷魔術師ゼルヴァン。 「その呪いは、君を守る力に変えられる」 初めて優しい言葉をくれる彼に惹かれていくリュシアンナ。だがゼルヴァンの正体は、王の隠し子という秘密を抱えていた。 二人は宮廷の陰謀に巻き込まれ、ついには破滅の神をめぐる戦いの渦中へ――。 孤独な姫と仮面の魔術師。 呪いは愛に変わり、国を救う奇跡となる。 これは、誰にも望まれなかった姫が「真の聖女」へと変わる、愛と逆転の物語。

主人公は感情をなかなか表に出せない、鉄仮面男子高校生(16歳)。 バスハイク中、気になるあの子を追いかけて、そのまま異世界召喚に巻き込まれてしまう。 行き着いた世界は、剣も魔法もあるファンタジーな世界、カイソロン。 世界樹に取り込まれた気になるあの子を助けるために、臆病な朴念仁ながらも一途な少年の旅が今始まる。

虚言癖を持つ少女、ナオミの前にある日突然現れた青年は自分は少女の仮面、すなわちナオミが妄想で作り出した人格だと名乗った。青年はナオミに対してこのままだと人間でいられなくなることを伝える。こうしてナオミは仮面と名乗る青年と共同生活を送ることになったのだが…。